寿町の簡易宿泊所を女性が利用するのは危険？
【目次】
- 簡易宿泊所がひしめくドヤ街「寿町」
- 簡易宿泊所は女性も利用可能
- 女性が簡易宿泊所を利用する際の注意点
- 現在の寿町は見た目ほど危険な街ではない
- 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
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横浜市の寿町には、1泊2,000円程度の簡易宿泊所が100件ほど立ち並んでいます。寿町は横浜の繁華街や「みなとみらい」などからも徒歩圏内に位置しているため、旅行などで宿泊費を節約するには好都合と言えるでしょう。しかし、寿町は人口の8割が生活保護という特殊な街であるため、一般の方が寿町の簡易宿泊所を利用するのは抵抗がある場合もあるかと思います。
本記事では、寿町の簡易宿泊所を女性が利用するのは危険なのか解説していきますので、1泊から数日だけ宿泊したい方や、住民票を置いて長期的に住みたい女性の方の参考になれば幸いです。 -
簡易宿泊所がひしめくドヤ街「寿町」
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冒頭でも解説したように、寿町には100件を超える簡易宿泊所が立ち並んでおり、東京の山谷や大阪の西成と並び日本三大ドヤ街と呼ばれております。ドヤとは宿（ヤド）を逆さ読みした造語で、3〜4畳程度の広さしかないのに加えて水場が共用であるなど「人が宿泊するようなところではない」という皮肉が込められています。
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元々は日雇い労働者の街で男性が多い
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寿町は、戦後の建設ラッシュなどで需要のあった建設関係の日雇い労働者が集まり、現在のドヤ街の形が出来た歴史があります。詳しくは以下の記事で解説していますが、そのような経緯から寿町は男性が多く、現在も簡易宿泊所やスナックの従業員などに女性がいらっしゃいますが、寿町に住んでいる女性は非常に少ないです。
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簡易宿泊所は女性も利用可能
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寿町の人口は男性がほとんどですが、簡易宿泊所は女性でも利用することができます。しかしながら、寿町の簡易宿泊所は住民票を置くことができますので、生活保護受給者が簡易宿泊所の1室を住居として利用しているのがほとんどです。そのため、空室があるかどうかや一般客の宿泊が可能かどうかは事前に確認する必要があります。
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男性客とフロア分けされている宿泊所もある
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簡易宿泊所に女性が宿泊する場合は、他の男性客とフロア分けされているところもありますので、数ある簡易宿泊所の中からご自身に合った条件のところを探すのが良いでしょう。
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女性が簡易宿泊所を利用する際の注意点
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簡易宿泊所は文字通り、簡易的な宿泊所になります。そのため、宿泊料金の安さは魅力的ですが注意点もありますので、以下で解説していきます。
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水場は基本的に男女共用
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簡易宿泊所の利用を検討されている方は、寝るだけだから狭くても良いという考えをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。しかし、部屋には水場がないため、トイレやシャワー、洗面所、キッチンなどは基本的に共用であり、宿泊者のほとんどが男性客です。そのため、これらが気になる方はやめた方が良いでしょう。
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独特の臭いやシミなどは必ずある
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寿町の簡易宿泊所は元々、戦後に需要が高まった日雇い労働者のために造られたものです。ドヤの意味については上記で解説しましたが、ホテルや旅館、民宿などの宿泊施設とは似て非なるものです。寿町の簡易宿泊所の利用者の多くは、宿泊しているのではなく住んでいるというのが正しい表現ですので、宿泊者の特徴からも過去に室内で死者が出てしまったことも珍しいことではありません。当然、チェックアウトしたら清掃は行われていますが、独特の臭いやシミなどは必ずあると思っておいた方が良いでしょう。
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簡易宿泊所の中には女性お断りのところもある
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寿町の人口はほとんどが男性ですので、簡易宿泊所の利用者も男性ばかりです。そのため、何かしらのトラブルにならないよう予め女性の宿泊をお断りしている宿泊所もありますので、事前に確認するようにしましょう。
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現在の寿町は見た目ほど危険な街ではない
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ここまで、寿町がどんな街で簡易宿泊所がどのような宿泊施設なのか解説しました。危険な印象を受けた方も多いと思いますが、寿町が賑わっていたバブル期以前は違法ギャンブルや麻薬などの噂が絶えず、危険な街とされていました。しかし、バブル崩壊以降は日雇いの仕事が激減し路上生活者や生活保護受給者が増え、現在は高齢者ばかりの街となってしまっているため、イメージよりも安全な街であると言えるでしょう。
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簡易宿泊所に住んでいる人は何かしらの事情がある
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生活保護受給者は住居の家賃が保護費から支給されるため、本来であれば基本的に一般的な賃貸物件に居住することになります。つまり、寿町の簡易宿泊所に好き好んで宿泊しているということは、人に言えない何かしらの事情を抱えているかもしれません。そのため、あまり他人との接点を持とうとしない方や、余所者に敵意を向けるような方もいらっしゃるようです。
一方で、そのような方々は自らトラブルを起こしたりはしないという見方もできますので、違法ギャンブルや麻薬などが蔓延していたとされる昔と比較すると、高齢者の多い福祉の街で特別危険な街ではないと言えるのではないでしょうか。 -
興味本位での宿泊はオススメしない
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寿町は繁華街なども近く利便性は悪くありません。しかし、寿町は特殊な街であり簡易宿泊所の環境も一般的な宿泊施設とは大きく異なります。そのため、女性が興味本位で簡易宿泊所を利用するのはオススメできません。もし本記事をお読みになられている女性の方で、寿町で生活保護を受給して簡易宿泊所で生活しようとお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度次項の「生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート」をお読みいただければ幸いです。
寿町は決して悪い街ではありませんが、簡易宿泊所を住居とするにはそれなりの覚悟が必要です、女性の場合はプライバシーもありますので、住居にお困りの何かしらの理由がおありでしたら私たちのサポートがあなたの一助になるかもしれません。 -
生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
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ここまで、寿町の簡易宿泊所を女性が利用するのは危険なのか解説しました。結論として、現在の寿町は女性が一人で歩いていても特段危険ではありませんが、簡易宿泊所の利用については水場が共有であったり臭いやシミなどが許容できるのであれば宿泊することはできることがお分かりいただけたかと思います。
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著者
井口 優
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