ホームレスの方でも利用できる無料宿泊所はどんなところ?
【目次】
- 無料低額宿泊所とは
- 居住可能な期間が定められている
- 悪質な無料低額宿泊所も存在する
- 悪質な無料低額宿泊所がある理由
- 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
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「無料低額宿泊所」という宿泊施設をご存知の方はいらっしゃるでしょうか。無料低額宿泊所は路上生活者やネットカフェ難民など、生活に困窮してしまっている所謂ホームレスの方などが利用できる宿泊所であり、その名の通り無料または低額で宿泊することができます。
本記事では、ホームレスの方でも利用できる無料低額宿泊所がどのようなところなのか解説していきますので、現在住居がなくお困りの方などは参考にしていただければ幸いです。 -
無料低額宿泊所とは
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冒頭でも簡単にご説明しましたが、無料低額宿泊所とは生活に困窮してしまった方でも無料または低額で宿泊可能な施設のことを指します。とはいえ、単純に宿泊料金が無料または低額であるだけではなく、無料低額宿泊所として国から認められる基準が設けられております。
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無料低額宿泊所の条件
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- 入居の対象者を生計困難者に限定していること
- 入居者総数の概ね5割以上が生活保護受給者で、入居に係る契約が賃貸借契約以外の契約であること
- 入居者総数の概ね5割以上が生活保護受給者で、居室使用料・共益費以外の利用料を受領して食事等のサービスを提供していること
- 居室使用料が生活保護の住宅扶助基準額以下であること
※他の法令により必要な規制が行われている場合は除く
この1〜3いずれかと4を満たしていることが無料宿泊所として認められる条件になります。 -
就職活動の支援や生活保護の受給を支援
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上記の条件を満たしているのに加えて、入所者を生活困窮者に限定していることから、入所後の健康診断や就職活動の支援、生活保護受給のサポートなども行なっています。詳しくは後述しますが、無料低額宿泊所を利用できる期間は決められているため、期間内に入所者が自立した生活を送れるようにならなくてはならないのです。
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居住可能な期間が定められている
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上記でも少し触れましたが、無料低額宿泊所は利用できる期間が定められております。期間は地域ごとに異なりますが例えば東京都では1年間、お隣の千葉県では3ヶ月と定められております。救いの手を差し伸べなければならない生活困窮者はまだまだいらっしゃるため、期間を設けて空室を作らなければならないのです。
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悪質な無料低額宿泊所も存在する
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無料低額宿泊所はホームレスになってしまった方にとって、なくてはならない宿泊所であると言えるでしょう。しかし、中にはとても悪質な無料低額宿泊所もあり、いわゆる「貧困ビジネス」と呼ばれるような運営団体も存在するため注意が必要です。
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生活保護費のほとんどを搾取される
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無料低額宿泊に入所する方は、多くの場合すぐに生活保護の申請を行います。これは無料低額宿泊所の条件として、家賃以外の部分で入所者からお金をもらわなければならず、ある程度安定した収入のあるホームレスは少ないからです。
生活保護費は地域や世帯人数等によって支給額が変動しますが、単身者の場合であれば概ね10〜13万円程度であり、悪質な宿泊所では手元に残るお金が1万円ほどしかなく、自由にお金を使うことや貯金をすることができないというような内容が、度々メディアで報道されております。
なお、生活保護費がいくら支給されるか詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
生活保護の基準となる最低生活費は一人暮らしだといくらになるのか? -
手抜きの食事やタコ部屋に詰め込まれてしまう
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家賃以外の部分で食費を支払う必要がありますが、毎食支給があるのかどうか、どんな食事が提供されるのかまでは定められておりません。そのため、朝晩は支給される食事で昼はご自身でコンビニ弁当を購入するなど、宿泊所によって多少異なりますので、悪質なところでは食費として支払っている金額に対して食事が手抜きである場合や、生活保護で認められている家賃の上限金額を支払っているにもかかわらず、小さい部屋が二段ベッドで埋め尽くされているタコ部屋のような環境での生活を強いられる場合もあるかもしれません。
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悪質な無料低額宿泊所がある理由
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本来は生活困窮者を食い物にするような貧困ビジネスは許されるものではありませんが、悪質な無料低額宿泊所が存在してしまうのには以下のような理由があります。
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親族などに頼れる人がいない
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現在生活保護を受給している方も含めてですが、ホームレスの方などの生活困窮者は、基本的に頼れる親族がいないことがほとんどです。そのため、無料低額宿泊所が悪質だと感じていても、他に行くあてがなく「雨風を凌げるだけマシ」だと考えてしまう方もいらっしゃいます。また、行く宛がないので、不満を感じていてもそこから抜け出せず、お金も搾取されているため耐えるしか選択肢がない場合もあるでしょう。このようなところに漬け込んで、悪質な貧困ビジネスがなかなか無くならないのです。
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一般的な賃貸を契約できない方がいる
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生活保護を受給すると、「住宅扶助」という受給者の家賃に充てるためのお金が支給されます。これによって生活保護受給者は毎月家賃を支払うことができるわけですが、生活保護が保障しているのはあくまで最低限の生活です。そのため、地域や世帯人数によって居住可能な家賃に上限が設けられており、その家賃上限内の賃貸であれば原則どの賃貸物件でもお住まいになることができます。
しかし、賃貸に入居するためには入居審査を受ける必要があり、審査に落ちてしまっては賃貸契約を結ぶことができません。ホームレスの方の中には、家賃滞納や強制退去などの過去があり、契約できる賃貸が無い場合もあるかもしれません。 -
生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
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ここまで、ホームレスの方でも利用できる無料低額宿泊所について解説しました。無料低額宿泊所は生活困窮者のみが対象であり、文字通り無料または低額で利用することができる宿泊所のことであることがお分かりいただけたかと思います。
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著者
井口 優
株式会社フォーユー 代表取締役社長生活保護は発足から70年以上も経過している制度であるにもかかわらず、未だ国民の理解が低く、「生活保護をよく知らない」ことが原因で、受給できるのに受給していない方が多くいらっしゃいます。ほゴリラのサービスを通じて1人でも多くの生活困窮者に手を差し伸べることで、日本全体の貧困問題を解決する一助となれるよう日々精進していきたいと考えています。
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・北海道指定第40号
・神奈川・法人24-0006
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