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適応障害の方は生活保護を受給可能!支給される金額はいくら?

【目次】

  • 生活保護を受給できる条件
  • 生活保護の扶助と加算
  • 適応障害の方の生活保護費
  • 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
  • 適応障害は精神障害のひとつで、自分の置かれた環境に上手くなれることが出来ず、社会生活に支障をきたしてしまう病気です。
    就労が困難な病気のため、適応障害の方は生活保護の対象となります。

    本記事では、適応障害の方が生活保護を受給した場合に支給される金額を解説します。
  • 生活保護を受給できる条件

  • 冒頭でも解説しましたが、適応障害は環境に慣れることが出来ず不安感や抑うつ気分、対人トラブルなどの症状によって社会生活に支障をきたす障害です。

    生活保護は、障害や病気等の理由で働くことが出来ない方が、生活に困窮した場合に受給できる制度です。
    適応障害は就労が困難な障害ですので、「働けない理由」として挙げられるでしょう。
  • 収入が最低生活費未満

  • 生活保護を受給できるかどうかで最も重要なのは、収入が生活保護費より少ないことです。
    生活保護費は厚生労働省の定める最低生活費から算出されており、地域や世帯人数等によって金額が変動します。
    最低生活費について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
    生活保護の基準となる最低生活費は一人暮らしだといくらになるのか?
  • 持ち家や車などの資産を所有していない

  • 収入が少なくても、売却することで生活費に補填できる資産がある場合は生活保護を受給することが出来ません。生活保護はあらゆる手段を駆使してもなお、生活に困窮してしまった人が受けられるセーフティーネットです。
  • 親族に頼ることができない

  • 収入が少なく、資産を所有していない場合でも親族に頼れる人がいる場合は生活保護を受給することが出来ません。そのため、生活保護を申請した際、親族に扶養照会が行われます。
    とはいえ、親族には親族の生活がありますので、無理して扶養する必要はありません。親族からの扶養が望めない場合は生活保護を受給することが出来ます。
  • 生活保護の扶助と加算

  • 生活保護費は8つの扶助と9つの加算が合算された金額が支給されます。以下で簡単に内容をまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。
  • 扶助一覧

  • 適応障害の方は、心療内科に通院することが考えられるでしょう。生活保護受給者は国民健康保険の資格を失うため、代わりに医療扶助が受けられます。医療扶助は生活保護受給者の医療費を全額負担してくれる制度ですので、生活保護受給者は原則医療費の負担がなくなるのです。

    医療費は医療扶助といったように、それぞれの扶助が適用される場面において、都度支給されることになります。
  • 扶助の種類 扶助の内容
    生活扶助 食費や雑費等の生活費全般
    住宅扶助 住居の家賃
    出産扶助 産後の入院費用等、出産に関する費用
    教育扶助 義務教育を受ける上で必要になる費用
    生業扶助 資格取得等、就労に関する費用
    介護扶助 介護に関するサービスにかかる費用
    葬祭扶助 葬儀を執り行う際に必要な費用
    医療扶助 診療や入院、薬に必要な費用
  • 加算一覧

  • 生活保護の加算は扶助とは異なり、条件を満たしていれば支給される保護費に一定額上乗せされます。適応障害の場合、適応障害だけでは障害者加算は適用されませんが、うつ病等、他の精神障害を併発している場合は障害者加算も適用される可能性がありますので、毎月の生活保護費が増える場合があります。
  • 加算手当 金額
    冬季加算 地域により期間、金額共に変動
    妊産婦加算 妊娠6ヵ月未満の場合:8,960円妊娠6ヵ月以上の場合:13,530円産後の場合:8,320円
    障害者加算 身体障害者障害等級1・2級の場合:26,310円3級の場合:17,530円
    介護施設入所者加算 9,690円
    在宅患者加算 13,020円
    放射線障害者加算 現罹患者の場合:43,120円元罹患者の場合:21,560円
    児童養育加算 18歳までの子ども1人につき10,190円
    介護保険料加算 介護保険の第1号被保険者である被保護者に対し、納付すべき介護保険料に相当する経費を補填するものとして実費支給
    母子加算 子ども1人の場合:最大18,800円
  • 適応障害の方の生活保護費

  • 生活保護費は、地域や家族構成によって金額が異なりますので、全てをご紹介することは出来ません。そのため、以下で全国の主要となる都市での単身者の金額をご紹介します。
    ご自身の生活保護費を詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
    生活保護の基準となる最低生活費は一人暮らしだといくらになるのか?
  • 東京

  • 内訳 金額
    生活扶助(生活費) 76,310円
    住宅扶助(家賃上限) 53,700円
    支給額 130,010円
  • 札幌

  • 内訳 金額
    生活扶助(生活費) 73,720円
    住宅扶助(家賃上限) 36,000円
    支給額 109,720円
  • 名古屋

  • 内訳 金額
    生活扶助(生活費) 76,310円
    住宅扶助(家賃上限) 37,000円
    支給額 113,310円
  • 大阪

  • 内訳 金額
    生活扶助(生活費) 76,310円
    住宅扶助(家賃上限) 40,000円
    支給額 116,310円
  • 福岡

  • 内訳 金額
    生活扶助(生活費) 73,720円
    住宅扶助(家賃上限) 36,000円
    支給額 109,720円
  • 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート

  • ここまで、生活保護の制度や、適応障害の方が生活保護を受給する場合に支給される保護費がいくらになるか解説しました。
    生活保護は地域によって金額が変動することや、適応障害の方で他の精神障害を併発している場合は、障害者加算によって保護費が加算されることがお分かりいただけたかと思います。

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