生活保護診断・生活保護受給者向け賃貸情報

苫小牧の生活保護世帯の居住可能な家賃上限を簡単に解説!

【目次】

  • 生活保護は地域によって金額が変動する
  • 苫小牧の家賃上限
  • 札幌と苫小牧の生活保護費の比較
  • 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
  • 生活保護を受給すると、基本的には賃貸住宅に居住することになります。しかし、賃貸ならどこでも良いわけではなく居住可能な家賃に上限が定められており、原則その家賃上限を超える賃貸には居住することができません。

    本記事では、苫小牧の生活保護世帯が居住可能な賃貸の家賃上限がいくらなのかをわかりやすく解説します。なお、本記事を執筆しているほゴリラでは、生活保護の受給が可能か診断できる「生活保護の受給診断」と、賃貸の入居審査に通過できる可能性がどれぐらいあるか診断できる「賃貸の入居審査診断」を運営しております。どちらの診断も簡単な質問に答えるだけで60秒で結果がわかりますので、ぜひお気軽にご利用ください。
  • 生活保護は地域によって金額が変動する

  • 生活保護費は、厚生労働省の定める「最低生活費」から算出されております。
    最低生活費は文字通り、最低限度の生活を営むために必要な最低限の生活費です。なお、最低限必要な生活費は住んでいる地域や世帯人数等によって変動するため、生活保護費も地域と世帯人数等によって金額が変動します。
  • 生活保護の級地区分

  • 上述したように、地域によって生活保護の金額は変動します。これは厚生労働省が地域ごとに「級地区分」を定めているためです。
    級地区分は1級地-1から3級地-2までの6段階に分けられており、東京23区などの都市部が1級地になり郊外になるほど級地が2級3級と下がっていきます。

    北海道の場合は札幌市と江別市が1級地-2にあたり、苫小牧や函館などが2級地-1になります。
  • 苫小牧の家賃上限

  • 本項では、本記事の主題である苫小牧の家賃上限について解説します。以下で世帯人数別にまとめましたので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。また、生活保護の家賃上限は正確には「住宅扶助」と呼びます。
  • 住宅扶助(家賃上限) 単身者 2人世帯 3~5人世帯 6人世帯 7人世帯
    苫小牧 30,000円 36,000円 39,000円 42,000円 47,000円
  • 家賃上限には特別基準がある

  • 生活保護を受給している方の中には、身体障がいによって車椅子が必要な方などがいらっしゃいます。そのような方が賃貸住宅に居住する場合、エレベーターやスロープなどが必須の条件になり、上記の家賃上限(単身者で30,000円)では該当する賃貸住宅が無い可能性があります。そのため、生活保護の家賃上限には特別基準が設けられており、上記の家賃上限の1.3倍が支給されます。
  • 札幌と苫小牧の生活保護費の比較

  • 北海道で生活保護費が最も高額なのは札幌市です。そのため、家賃上限も苫小牧より札幌の方が高額になります。苫小牧と札幌の生活保護費を世帯人数別にまとめましたので、比較してみましょう。
  • 苫小牧の生活保護費

  • 内訳 単身者 大人2人世帯 3人世帯(大人2子1) 4人世帯(大人2子2) 5人世帯(大人2子3)
    生活扶助(生活費) 71,460円 115,490円 142,819円 171,829円 196,248円
    住宅扶助(家賃上限) 30,000円 36,000円 39,000円 39,000円 39,000円
    児童養育加算 - - 10,190円 20,380円 30,570円
    支給される保護費 101,460円 151,490円 192,009円 231,209円 265,818円
  • 札幌の生活保護費

  • 内訳 単身者 大人2人世帯 3人世帯(大人2子1) 4人世帯(大人2子2) 5人世帯(大人2子3)
    生活扶助(生活費) 73,720円 119,360円 149,907円 180,345円 205,987円
    住宅扶助(家賃上限) 36,000円 43,000円 46,000円 46,000円 46,000円
    児童養育加算 - - 10,190円 20,380円 30,570円
    支給される保護費 109,720円 162,360円 206,097円 246,725円 282,557円
  • 札幌は生活保護世帯が住みやすい

  • 札幌市は、全国的にも生活保護世帯が多い地域です。理由は様々考えられますが、主に賃貸住宅が豊富なことと公共交通機関が発展していることが挙げられます。

    例えば苫小牧の場合は、札幌と比較すると賃貸住宅が少なく生活保護世帯が居住可能な賃貸が限られます。加えて利便性の面でも、JRやバスといった交通機関に限られるのに対して、札幌は地下鉄や市電も利用することができます。

    このように、生活に制限が設けられてしまう生活保護世帯であっても、札幌であれば生活にある程度の自由が生まれるため、隣市などから札幌へ移住される方も少なくないのです。
    なお、札幌市内でも生活保護世帯の多い区と少ない区があり、生活保護世帯がより住みやすい区があることがわかりました。以下の記事で解説していますので、参考にしていただければ幸いです。
    札幌の生活保護が多い区は何区?生活保護が多い区に共通した特徴とは
  • 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート

  • ここまで、苫小牧で生活保護世帯が居住可能な賃貸の家賃上限について解説しました。単身者で30,000円が上限であることや、札幌市の方が家賃上限が高く、苫小牧よりも生活環境も整っていることなどがお分かりいただけたかと思います。

    本記事を執筆しているほゴリラでは、これから札幌で生活保護の受給をご検討されている方のために「生活保護の申請同行サポート」、賃貸の入居審査に通らない生活保護受給者の方のために「楽ちん貸」というサービスを行なっておりますので、以下で簡単にご紹介致します。
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