福島県の生活保護費はいくら？全ての市町村の支給額を解説！
【目次】
- 県北地域の生活保護費
- 県中地域の生活保護費
- 県南地域の生活保護費
- 会津地域の生活保護費
- 南会津地域の生活保護費
- 相双地域の生活保護費
- いわき地域の生活保護費
- 福島県で生活保護を受給できる条件
- 福島県で生活保護を申請する方法
- 福島県と仙台市の生活保護費を比較
- 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
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面積は北海道、岩手県に次ぐ全国3位、都道府県別の人口は全国21位、人口密度は全国40位です（2015年10月1日時点の国勢調査）。東北地方の中では宮城県に次いで人口が多く、1980年に宮城県に抜かれるまで、東北で最も人口が多い県でした。県内に政令指定都市は存在しないものの、人口順に郡山市、いわき市、福島市の3つの市が中核市に指定されており、中核市単独の数は三大都市圏以外の県の中で最も多いのが特徴です。中でも、いわき市は東北最大の工業都市であり、郡山市は東北地方の中で仙台市に次ぐ人口規模を誇ります。
生活保護は、日本国憲法第25条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」に基づいて設立された制度です。生活に困窮してしまった方は、生活保護を受給することで国が定めた最低限度の生活が保障されます。
本記事では、福島県で生活保護を受給した場合に支給される生活保護費の金額を、市町村ごとに解説します。また、受給できる条件、申請する方法などについても解説していきますので、福島県で生活保護の受給をお考えの方は参考にしていただければ幸いです。なお、本記事を執筆しているほゴリラでは、生活保護の受給が可能か診断できる「生活保護の受給診断」と、賃貸の入居審査に通過できる可能性がどれぐらいあるか診断できる「賃貸の入居審査診断」を運営しております。どちらの診断も簡単な質問に答えるだけで60秒で結果がわかりますので、ぜひお気軽にご利用ください。
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県北地域の生活保護費
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県北地域は、中通りの北部に位置し、宮城・山形両県と接する地域であり、県北地域の面積は、1,753kｍ²で県土面積の12.7％を占めており、7つの生活圏の中では、会津、県中、南会津に次いで4番目となっています。また、地域人口は県中に次いで多く、県人口のほぼ4分の1の25.5％にあたる452,740人です。また、534,972人であり、県人口の4分の1以上を占め、県内7地域で最も多い人口規模です。
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内訳 単身者 大人2人世帯 3人世帯（大人2子1） 4人世帯（大人2子2） 5人世帯（大人2子3） 福島市 107,460円 158,490円 200,009円 239,209円 273,818円 二本松市 101,430円 150,310円 185,910円 218,221円 250,410円 伊達市 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 本宮市 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 桑折町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 国見町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 川俣町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 大玉村 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 ※障がいがある方や、ひとり親世帯などは更に支給額が増額します。
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県中地域の生活保護費
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県中地方は県の中央に位置し、面積は2,406kｍ²で県の総面積の約6分の1（県総面積の17.5％、中通り地方の44.6％）を占め、県内7地域では、会津地域に次ぐ面積を有しています。人口は、534,972人であり、県人口の4分の1以上を占め、県内7地域で最も多い人口規模です。
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内訳 単身者 大人2人世帯 3人世帯（大人2子1） 4人世帯（大人2子2） 5人世帯（大人2子3） 郡山市 98,430円 146,310円 181,910円 214,221円 246,410円 須賀川市 101,430円 150,310円 185,910円 218,221円 250,410円 田村市 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 鏡石町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 天栄村 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 石川町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 玉川村 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 平田村 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 浅川町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 古殿町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 三春町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 小野町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 ※障がいがある方や、ひとり親世帯などは更に支給額が増額します。
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県南地域の生活保護費
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県南地域は、福島県の南部に位置し、面積は1,233.24kｍ²で県全体の8.9％になります。人口は134,771人です。
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内訳 単身者 大人2人世帯 3人世帯（大人2子1） 4人世帯（大人2子2） 5人世帯（大人2子3） 白河市 101,430円 150,310円 185,910円 218,221円 250,410円 西郷村 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 泉崎村 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 中島村 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 矢吹町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 棚倉町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 矢祭町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 塙町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 鮫川村 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 ※障がいがある方や、ひとり親世帯などは更に支給額が増額します。
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会津地域の生活保護費
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会津地域は、面積5,420.31㎢で人口258,135人の地域です。
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内訳 単身者 大人2人世帯 3人世帯（大人2子1） 4人世帯（大人2子2） 5人世帯（大人2子3） 会津若松市 101,430円 150,310円 185,910円 218,221円 250,410円 喜多方市 101,430円 150,310円 185,910円 218,221円 250,410円 北塩原村 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 西会津町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 磐梯町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 猪苗代町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 会津坂下町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 湯川村 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 柳津町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 三島町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 金山町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 昭和村 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 会津美里町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 ※障がいがある方や、ひとり親世帯などは更に支給額が増額します。
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南会津地域の生活保護費
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南会津地方は、福島県の南西部に位置し、4町村で構成されています。面積は神奈川県とほぼ同じ大きさで、全面積のうち約93％が森林という自然豊かな農村地帯です。
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内訳 単身者 大人2人世帯 3人世帯（大人2子1） 4人世帯（大人2子2） 5人世帯（大人2子3） 下郷町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 檜枝岐村 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 只見町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 南会津町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 ※障がいがある方や、ひとり親世帯などは更に支給額が増額します。
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相双地域の生活保護費
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相双地方は、いわき市以北に位置し、東西に35km、南北に81kmあり、太平洋に面した南北に長い地域です。面積は約1,740kｍ²で県土の約13％を占めており、人口は109,075人です。
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内訳 単身者 大人2人世帯 3人世帯（大人2子1） 4人世帯（大人2子2） 5人世帯（大人2子3） 相馬市 101,430円 150,310円 185,910円 218,221円 250,410円 南相馬市 101,430円 150,310円 185,910円 218,221円 250,410円 広野町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 楢葉町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 富岡町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 川内村 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 大熊町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 双葉町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 浪江町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 葛尾村 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 金山町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 新地町 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 飯舘村 99,940円 147,770円 182,700円 209,713円 240,723円 ※障がいがある方や、ひとり親世帯などは更に支給額が増額します。
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いわき地域の生活保護費
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いわき地域はいわき市1市のみにより構成されており、県の東部、浜通り地方の南端に位置し、面積1,232.51ｋm²で県土面積の約8.9％を有しています。人口は318,817人で、県人口に占める割合は18.2％になります。
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内訳 単身者 大人2人世帯 3人世帯（大人2子1） 4人世帯（大人2子2） 5人世帯（大人2子3） いわき市 103,430円 152,310円 188,910円 221,221円 253,410円 ※障がいがある方や、ひとり親世帯などは更に支給額が増額します。
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福島県で生活保護を受給できる条件
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冒頭でも解説しましたが、生活保護は生活に困窮してしまった方が受給できる制度です。しかし、生活困窮の基準は人によって異なりますので、生活保護法によって基準が明確に定められております。条件は以下の3つになりますので、参考にしていただければ幸いです。
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収入が生活保護費未満
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1つ目の条件は、生活保護費よりも収入が少ないことです。冒頭でも解説したように、生活保護費は国が定めた最低限の生活費ですので、生活保護費よりも収入が少ないということは国が定めた最低限度の生活水準を満たしていないことになります。
加えて、最低限必要な生活費は地域によって異なりますので、上記のように同じ福島県でも地域によって支給額が異なっています。そのため、生活保護を受給する場合はお住まいの地域で支給される生活保護費よりも収入が少ないことが条件となります。 -
資産を所有していない
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2つ目の条件は、貯金などの資産を所有していないことです。収入が少なくても、貯金を切り崩したり車などの資産を売却することで生活費を工面することができます。そのため、本当の意味で生活に困窮しているとは言えませんので、生活保護の対象にはなりません。とはいえ、状況次第では所有が認められる場合がありますので、手放せない理由がある方は生活保護の申請時に確認しておくと良いでしょう。詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
生活保護を受けても車を所有することは可能！所有可能な条件を解説！ -
親族に頼ることができない
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最後の条件は、親族に頼ることができないことです。生活に困窮してしまっても、親族から経済的な援助が受けられる場合は生活保護の対象にはなりません。そのため、生活保護を申請すると原則3親等内の親族に「扶養照会」が行われます。
扶養照会は親族に対して、申請者を援助することが可能か確認するための書類ですので、親族から扶養できない旨の返信があった場合や返信自体なかった場合などは生活保護を受給することができます。なお、親族とのトラブルがあった場合は扶養照会を行わずに生活保護を受給することができます。扶養照会について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
生活保護の扶養照会は断り方があります！断り方を簡単に解説 -
福島県で生活保護を申請する方法
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ここまで、福島県で支給される生活保護費や、生活保護を受給できる条件などを解説してきました。条件を満たしている方は、申請することで生活保護を受給することができます。本項では、生活保護を申請する方法を簡単に解説していきますので、参考にしていただけると幸いです。
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各地域の福祉事務所で申請
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生活保護は、厚生労働省と各地域の「福祉事務所」が管轄しています。福祉事務所は市役所や役場などに併設されておりますので、生活保護を申請する場合はお住まいの役所の「相談窓口」で生活保護を申請したい旨を伝えましょう。なお、各地域の役所については福島県のHPに記載がありますので、そちらをご参照ください。
生活保護の申請は相談員との面談形式になりますので、生活困窮に至ったこれまでの経緯などを説明して以下の申請書類を提出すれば申請は終了です。 -
申請に必要な書類 内容 生活保護申請書 申請者の名前や現住所を記載 収入申告書 世帯の収入を記載 資産報告書 土地や建物などの資産を記載 同意書 銀行や信託会社の情報閲覧の同意 扶養義務者届 扶養義務のある人の氏名や連絡先を記載 生活歴 これまでの人生をわかる範囲で記載 -
申請が受理されるまでの期間
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生活保護の申請を受けた福祉事務所は、不正受給を防止する観点から申請内容に虚偽がないか調査する必要があります。そのため、生活保護の受給が決定するまで原則14日以内と定められております。なお、申請者の状況によっては優先的に調査が進められますので、緊迫している方が14日間むげに待たされるようなことはありませんので、ご安心ください。
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福島県と仙台市の生活保護費を比較
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ここまで、福島県で生活保護を受給した場合に支給される金額などに関して解説しました。福島県のいずれかの地域で生活保護を受給した場合、単身者で約10万円が支給されることがお分かりいただけたかと思います。
余談ですが、生活保護費は地域や世帯人数等によって支給額が異なり、東北地方全体で生活保護費が最も高額なのは仙台市です。
加えて、仙台市は東北地方で最も人口の多い都市ですので、賃貸物件の戸数が多く住居の選択肢が多いです。
また、人口が多いことは就職先の選択肢が多いとも言えますので、就職して社会復帰しやすい点も生活保護受給者にとってメリットと言えるのではないでしょうか。仙台市で支給される生活保護費については、以下の記事で解説しています。福島県に拘らず、仙台市への移住も検討できる方は参考にしてみてください。
仙台市の生活保護費はいくら？受給の条件や申請方法も解説！ -
生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
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ここまで、福島県で支給される生活保護の支給額や受給できる条件、申請する方法などについて解説しました。単身者では約10万円が支給されることや、お住まいの地域を管轄している役所で申請できることなどがお分かりいただけたかと思います。
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著者
井口 優
株式会社フォーユー 代表取締役社長生活保護は発足から70年以上も経過している制度であるにもかかわらず、未だ国民の理解が低く、「生活保護をよく知らない」ことが原因で、受給できるのに受給していない方が多くいらっしゃいます。ほゴリラのサービスを通じて1人でも多くの生活困窮者に手を差し伸べることで、日本全体の貧困問題を解決する一助となれるよう日々精進していきたいと考えています。
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