寿町は横浜の生活保護者が集まる町!なぜ寿町に集まるのか?

【目次】
- 寿町とは
- なぜ寿町に生活保護者が集まるのか
- 寿町以外に住む場合
- 生活保護受給者は入居審査に落ちやすい
- 生活保護受給者専用の"楽ちん貸"
- まとめ
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寿町は横浜市の中区にある小さな町で、人口のほとんどが生活保護受給者という特殊な町です。
寿町とは何なのか?なぜ生活保護受給者が寿町に集まるのか?わかりやすく簡単に解説します。
横浜で生活保護を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。 -
寿町とは
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寿町は、横浜市の中区にある小さな町です。
日雇い労働者が求職を行う"寄せ場"があり、寿町全体には"ドヤ"と呼ばれる簡易宿所が立ち並んでいて、その数は実に100軒を超えるほどです。 -
日本三大ドヤ街の1つ
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寿町のようなドヤ街は他にもあり、東京都の山谷や大阪市の釜ヶ崎(あいりん地区)が有名で、これらを”三大ドヤ街または三大寄せ場”と呼ばれています。
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寿町の8割が生活保護受給者
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寿町の簡易宿所には、およそ6500人程度が宿泊しており、その中の約8割が生活保護受給者です。
生活保護は家賃の上限が決められていたり、車を所有できないなどの制限があるため、基本的にどのエリアにおいても生活保護受給者が多い地区と少ない地区があります。
しかし、寿町ではおよそ8割が生活保護受給者であり、そこまでの比率になっている地区は他にありません。
それほどまでに特殊な町であるといえます。 -
なぜ寿町に生活保護者が集まるのか
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寿町では定期的な炊き出しが行われているなど、生活困窮者に向けたサポートが充実しているほか、定食屋も1食300円程度のお店があるなど、全体的に生活困窮者に寄り添った町であることが最大の理由でしょう。
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寿町に点在する簡易宿所
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寿町には100軒を超える簡易宿所があると先ほどご説明しましたが、簡易宿所とは1泊2000円前後で宿泊できる宿のことで、寿町には1000円台前半の宿泊料金のところもあるのです。
とはいえ、室内は布団を敷けば他に足の踏み場もないような3畳程度の広さになっており、シャワーやトイレは共同になっておりますので、他人との共同生活が苦手な方には向いていないかもしれません。 -
横浜市が採用する"居宅保護"
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生活保護には生活費に充てる生活扶助や、家賃に充てる住宅扶助があります。
しかし、住宅扶助は基本的に簡易宿所のような、一時的な住居には適用されないのです。
そのため、一般的には生活保護受給者は家賃上限内の賃貸物件に住むことになり、施設等ではなく居宅で保護を受けることを"居宅保護"と呼びます。
ところが、寿町の簡易宿所では住民登録をすることが可能であり、自治体がそれを居宅であると認めているため、簡易宿所で生活しながら生活保護が受けられるのです。 -
寿町の住人は"何かしらの事情"を抱えている
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お金持ちが高級ホテルに長期間宿泊することは聞いたことがありますが、簡易宿所に長期間すき好んで宿泊している、という話を聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか。
まして生活保護には住宅扶助がありますので、『家賃を支払うお金がない』と言ったことにはなりませんので、賃貸物件ではなく簡易宿所に住んでいる方の多くは、賃貸の審査に通らない等の理由がある方が多いのです。 -
寿町以外に住む場合
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生活保護は日本全国どの地域でも受給することができます。
そのため、横浜でも寿町以外で生活保護を受給している方がたくさんいらっしゃいます。
本項では、生活保護受給者が寿町以外で生活する場合に、どのような住居に住むことになるのかを解説します。 -
住宅扶助内の賃貸物件に住むことになる
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横浜市の住宅扶助は、単身者で52,000円までと定められておりますので、横浜市内どの区にお住まいになる場合でも、家賃が52,000円以内であれば好きなところに住むことができます。
なお、住宅扶助はあくまでも家賃(賃料)の上限額であり、管理費等は含みません。 -
生活保護者入居可能な物件
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生活保護の制度上は、住宅扶助の規定内であればどの賃貸物件でも問題ありません。
しかし、賃貸を所有しているのは大家であるため、賃貸の入居条件は大家が決めることです。
そのため、52,000円以内の物件であっても、必ず入居できるとは限りません。
中には生活保護受給者の入居不可、という物件もあるため注意しましょう。 -
賃貸の入居審査
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生活保護受給者の入居が可能な物件であっても、入居するにあたり入居審査があります。
審査の内容としては、家賃の支払い能力があるかどうかや、保証人を用意出来るかどうかなどが見られます。
しかし、家賃の支払い能力についてだけ言えば、毎月必ず保護費が支給されるため、収入が不安定な職業よりも生活保護の方が安定しているといえます。 -
生活保護受給者は入居審査に落ちやすい
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生活保護受給者は収入が安定しているにもかかわらず、入居審査に通りにくい点も存在します。
それが多くの物件で保証人を用意するか、保証会社を利用するか、そのどちらかになるからです。 -
保証人がいない
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生活保護を受給できる条件として、収入が低いことや資産などがないことの他に、頼れる親族がいないことも条件の1つに含まれます。
頼れる親族がいないということは、保証人になってくれる人がいない可能性が高いため、生活保護受給者は保証人を用意できない場合が多いです。 -
信用情報に傷がある場合が多い
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保証人が用意できなくても、保証会社を利用することで賃貸を契約することができます。
しかし、生活保護は生活に困窮している人が受けられる制度であるため、生活保護を受給する以前に家賃を滞納してしまったり、借金の返済が滞った経緯がある場合は、保証会社の審査に通りにくくなります。
そのため、保証人を用意できず保証会社の審査も通らないという方は一定数いらっしゃるのです。 -
精神疾患者は審査に落とされる
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生活保護受給者が賃貸に申し込む場合、生活保護の受給理由を確認されます。
当然、受給する理由は人それぞれですが、実は精神障害がある方は賃貸の入居審査にほとんど通りません。
住民同士のトラブル等を避けたい、というのが審査に通らない大きな要因であると考えられますが、賃貸はあくまで大家の持ち物であるため、大家が首を横に振れば入居することはできないのです。 -
生活保護受給者専用の"楽ちん貸"
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私たちは生活保護受給者専用の”楽ちん貸”を運営しております。
楽ちん貸では住居にお困りの方に向けた様々なメリットがありますので、以下でご紹介します。
生活保護受給者で住居にお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。 -
楽ちん貸のメリット
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- 保証人不要
- 保証会社不要
- 家具家電付き対応
- 即日入居可能
- 初期費用の分割可能
このように、審査に通らない方でも入居できるほか、ホームレスの方など、住居の確保が緊急な場合は即日入居できる物件もあり、初期費用が生活保護の一時金から支給されない場合は分割が可能なのです。
また、ご提供する物件は簡易宿所のようなものではなく、普通の賃貸物件ですのでご安心ください。
公開されているのは一部ですが、楽ちん貸対応の物件に興味がある方はこちらからご覧いただけます。 -
まとめ
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ここまで、寿町に生活保護受給者が集まる理由と、寿町以外に住む場合の賃貸の入居審査について解説しました。
- 寿町は人口のほとんどが生活保護受給者であること
- 寿町は東京の山谷、大阪のあいりん地区と並ぶ日本三大ドヤ街であること
- 寿町には炊き出しや低価格の定食屋があること
- 寿町にある簡易宿所は1泊2,000円前後で宿泊可能で、住民登録が可能であること
- 寿町で生活する生活保護受給者には、何かしらの事情がある場合が多いこと
- 寿町の簡易宿所以外に住む場合、一般の賃貸物件に住むことができるが入居審査に通りにくいこと
- 楽ちん貸を利用すれば、賃貸物件に初期費用を分割して審査不要で入居可能なこと
以上のことがお分かりいただけたと思います。
私たちは生活保護受給者への住居の提供のほかに、生活保護の申請同行サポートも行なっておりますので、生活保護に関することは何なりとご相談ください。
0120-916-144
通話料不要のフリーダイヤルです。
著者

井口 優
株式会社フォーユー 代表取締役社長生活保護は発足から70年以上も経過している制度であるにもかかわらず、未だ国民の理解が低く、「生活保護をよく知らない」ことが原因で、受給できるのに受給していない方が多くいらっしゃいます。ほゴリラのサービスを通じて1人でも多くの生活困窮者に手を差し伸べることで、日本全体の貧困問題を解決する一助となれるよう日々精進していきたいと考えています。
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