生活保護費で購入した宝くじが当選！生活保護は続けられる？
【目次】
- 生活保護受給者が宝くじを購入するのは問題ない
- 宝くじに少額当選した場合
- 宝くじに高額当選した場合
- 生活保護受給者が宝くじを購入する際の注意点
- 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
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生活保護受給者が、支給された生活保護費で宝くじを購入して当選した場合、配当金はどうなるのでしょうか。また、そもそも生活保護費で宝くじを購入しても良いのでしょうか。
本記事では、生活保護費で購入した宝くじが当選した場合に、生活保護を受給し続けることができるのか解説します。 -
生活保護受給者が宝くじを購入するのは問題ない
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生活保護費で宝くじを購入するというのは、一見するとダメなことのように感じる方もいらっしゃると思いますが、実は全く問題ありません。
以下で理由を解説します。 -
生活扶助の用途は原則自由
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毎月支給される生活保護費は、基本的に住居の家賃に充てるための住宅扶助と、生活費に充てるための生活扶助が合算したものになります。扶助は全部で8つあり全てに明確な用途が定められていますが、生活扶助に関しては食費や光熱費等、用途は多岐に渡り個人差があるため、基本的に生活扶助を何に使っても問題はありません。生活扶助に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
生活扶助とは？生活保護の生活費にあたる生活扶助を簡単に解説！
とはいえ、生活保護費は最低限の生活費ですので、『宝くじを購入し過ぎてお金がない』というような状態になっても生活保護費が追加で支給されることはありませんし、生活保護受給者は借金もできないため、宝くじ等のギャンブルにお金を使い過ぎないよう注意が必要です。 -
宝くじに少額当選した場合
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生活保護費で購入した宝くじが、少額（数千円から数万円程度）当選した場合について解説していきます。
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宝くじの当選金は受け取れる
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当選した宝くじが生活保護費で購入したものであっても、当選したのはご本人ですので当選金は受け取ることができます。少額の当選であれば可能性はありますので、生活保護費を貯金して年末に宝くじを購入する、というのも悪くないかもしれません。
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生活保護の受給も続けられる
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生活保護は、受給者に一定額以上の収入があった場合、停止や打ち切りになります。しかし、数千円から数万円程度の少額当選であれば、生活保護が打ち切りになることはありませんので安心してください。
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宝くじに高額当選した場合
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生活保護費で購入した宝くじが、まさかの高額当選した場合について解説して行きます。なお、わかりやすいよう1億円を当選した場合でご説明いたします。
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宝くじの当選金は受け取れる
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高額当選の場合でも、少額当選と同じく当選金は受け取ることができます。とはいえ、生活保護に対する風当たりは未だ強い傾向にありますので、予期せぬトラブルを防止するためにも当選したことは担当のケースワーカーにのみ報告するようにしましょう。
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生活保護は停止になる
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宝くじの当選金は受け取ることができますが、1億円の高額当選をした場合は生活保護を続けることはできません。何故なら宝くじで高額当選した方は、生活困窮者とは言えないからです。とはいえ、1億円に当選したわけですから、東京の単身者の保護費で比較するとおよそ70年分程の金額ですので、生活保護を受給する必要はないと言えるでしょう。
また、生活保護は借金ではないため、仮に宝くじに当選したところで今までの生活保護費の返還義務などは生じませんのでご安心下さい。
※当選した日にちによっていくらかは生じる場合があります。 -
生活保護受給者が宝くじを購入する際の注意点
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生活保護費で宝くじを購入しても、当選金を受け取れることはお分かりいただけたと思います。しかし、気を付けなければならない点がありますので、以下で詳しく解説していきます。
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宝くじの当選金は収入とみなされる
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生活保護は、受給者に収入がある場合、収入分が支給される生活保護費から差し引かれます。宝くじで当選したお金も収入としてもなされるため、宝くじの当選金は受け取れますが翌月の保護費が少なくなるということです。
1億円など高額当選であれば生活保護が打ち切りになっても問題ありませんし、むしろ車や持ち家を一括で購入することができますので、生活環境は良くなることでしょう。しかし、数万円程度の少額当選だった場合は、翌月の保護費から差し引かれる形となり、プラマイゼロどころか宝くじの購入費用分がマイナスとなってしまうのです。 -
宝くじの当選を隠していた場合は罰則がある
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宝くじは外れる確率の方が圧倒的に高く、仮に当選しても少額である場合がほとんどです。加えて、翌月の生活保護費から宝くじの当選金額分が差し引かれてしまうとすれば、生活保護受給者が宝くじを購入する意味はほとんどありません。となれば、宝くじに当選したことを隠したくなるのが人間の心理かもしれませんが、収入があることを隠して生活保護を受給していたことが発覚した場合、不正受給とみなされ保護費の返還や保護の打ち切り等、罰則を受けることになる可能性があります。
『バレなければ良い』という考え方は非常に危険ですので、どうせ宝くじを購入するのであれば現状の生活を変えられるような、高額当選の可能性がある宝くじを購入するのが良いでしょう。生活保護の不正受給に関しては以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方は参考にして頂ければ幸いです。
生活保護の不正受給とは？過去の事例を元にわかりやすく解説 -
生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
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ここまで、生活保護受給者が宝くじに当選した場合に、生活保護を続けていけるかどうかなどについて解説してきました。生活保護費で宝くじを購入しても良いことや、生活保護受給者が宝くじを購入するメリットは薄いが、どうせ購入するなら高額当選可能な宝くじの方が良いことなどがお分かりいただけたかと思います。
宝くじは高額当選すれば、これまでの生活が一変するほど夢があるものです。とはいえ、高額当選する確率は天文学的数字であり、ほとんどの場合は買うだけ損となりますが、それでも買った人しか当選することはありません。
生活保護費は最低限の生活費であるため、むやみやたらに宝くじを購入することはお勧めしませんが、毎月の保護費を貯金して夢を見るのも悪くないでしょう。
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著者
井口 優
株式会社フォーユー 代表取締役社長生活保護は発足から70年以上も経過している制度であるにもかかわらず、未だ国民の理解が低く、「生活保護をよく知らない」ことが原因で、受給できるのに受給していない方が多くいらっしゃいます。ほゴリラのサービスを通じて1人でも多くの生活困窮者に手を差し伸べることで、日本全体の貧困問題を解決する一助となれるよう日々精進していきたいと考えています。
住宅確保要配慮者住居支援法人
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・北海道指定第40号
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