生活保護診断・生活保護受給者向け賃貸情報

生活保護世帯は県外や市外に引っ越ししてもいいの?

【目次】

  • 生活保護世帯も引っ越しは自由
  • 生活保護費は地域によって異なる
  • 生活保護世帯の引っ越し費用
  • 生活保護受給者は賃貸の入居審査に通りにくい
  • 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
  • 生活保護を受給すると、区や市の福祉事務所の管轄のもと最低限の生活を送ることができます。

    本記事では、生活保護世帯は県外や市外に引っ越しても良いのかを解説します。県外や市外へ引っ越しをご検討中の方は、参考にしていただければ幸いです。なお、本記事を執筆しているほゴリラでは、生活保護の受給が可能か診断できる「生活保護の受給診断」と、賃貸の入居審査に通過できる可能性がどれぐらいあるか診断できる「賃貸の入居審査診断」を運営しております。どちらの診断も簡単な質問に答えるだけで60秒で結果がわかりますので、ぜひお気軽にご利用ください。

  • 生活保護世帯も引っ越しは自由

  • 生活保護を受給すると原則持ち家を所有することができないため、多くの場合は賃貸住宅に居住することになります。また、生活保護はお住まいの地域の福祉事務所の管轄下にあるため、県外や市外への引っ越しができないのではと不安に思う方もいらっしゃいますが、県外や市外へのお引っ越しは認められておりますのでご安心ください。
  • 居住、移転の自由

  • 生活保護を受給していても県外へ引っ越しすることが可能なのは、日本国憲法第22条「 何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。」によって、国民が等しく引っ越しをすることが可能であるためです。
    とはいえ、生活保護世帯の場合は管轄する福祉事務所が変わるため、勝手に県外へ引っ越すことはできません。県外へ引っ越しする場合は、必ず担当のケースワーカーに相談しましょう。

    生活保護を受給していない方は、ケースワーカーについてご存知ない方もいらっしゃるでしょう。以下の記事で詳しく解説していますので、興味がある方はお読み下さいい。
    ケースワーカーとは?生活保護受給者とはどんな関係なのか?
  • 生活保護費は地域によって異なる

  • 生活保護費は、地域や世帯人数等によって金額が異なります。そのため、県外へ引っ越しすると生活費や家賃上限が変動する可能性がありますので、注意しなければなりません。以下で、日本の主要な都市の生活保護費を簡単にご紹介します。参考にしていただければ幸いです。
  • 生活保護費一覧

  • 主要都市 単身者 大人2人世帯 3人世帯(大人2子1) 4人世帯(大人2子2) 5人世帯(大人2子3)
    東京23区 130,010円 187,490円 236,934円 278,990円 316,010円
    大阪市 116,310円 171,490円 219,134円 261,190円 298,210円
    名古屋市 113,310円 167,490円 215,134円 257,190円 294,210円
    京都市 116,310円 171,490円 219,134円 261,190円 298,210円
    横浜市 128,310円 185,490円 235,134円 277,190円 314,210円
    神戸市 116,310円 171,490円 219,134円 261,190円 298,210円
    北九州市 102,720円 154,360円 198,097円 238,725円 274,557円
    札幌市 109,720円 162,360円 206,097円 246,725円 282,557円
    川崎市 130,010円 187,490円 236,934円 278,990円 316,010円
    福岡市 109,720円 162,360円 207,097円 247,725円 283,557円
    広島市 111,720円 165,360円 209,097円 249,725円 285,557円
    仙台市 110,720円 163,360円 208,097円 248,725円 284,557円
    千葉市 114,720円 168,360円 213,097円 253,725円 289,557円
    さいたま市 121,310円 177,490円 226,134円 268,190円 305,210円
    静岡市 110,460円 162,490円 204,009円 243,209円 277,818円
    堺市 114,310円 169,490円 216,134円 258,190円 295,210円
    新潟市 106,960円 158,490 199,209円 238,409円 273,018円
    浜松市 109,160円 160,490円 202,009円 241,209円 275,818円
    岡山市 110,720円 163,360円 208,097円 248,725円 284,557円
    相模原市 114,720円 168,360円 213,097円 253,725円 289,557円
    熊本市 102,560円 152,490円 193,409円 232,609円 267,218円
  • 生活保護世帯の引っ越し費用

  • 生活保護世帯が引っ越しする場合、賃貸の契約費用と引っ越し業者の運搬費用が生活保護費から支給される場合があります。以下で、引っ越し費用が支給されるケースとされないケースをわかりやすく解説します。
  • 引っ越ししなければならない理由があれば費用が支給される

  • 生活保護費から引っ越し費用が支給されるのは、「引っ越ししなければならない理由」がある場合です。例えるなら以下のようなケースが挙げられます。
    • 現住居の老朽化等による取り壊しが決まり住居を失う場合
    • 世帯人数の減少により住宅扶助の上限を超えてしまう場合
    • 生活保護を申請したが現住居が住宅扶助の上限を超えていた場合
    • 医師から治療のため転居を勧める旨の診断書をもらった場合
    などが挙げられます。
    このように、生活保護を受給する上で引っ越ししなければならない理由がある場合や、生活困窮の原因となった病気の治療のために引っ越ししなければならない場合に、生活保護の一時金として福祉事務所から引っ越し費用が支給されます。
  • 自己都合の引っ越しは自己負担

  • 上記の場合とは異なり、引っ越ししなければならない理由が無い場合の引っ越し費用は自己負担になります。例を挙げるとするならば、「今後ペットを飼育したいのでペット可の物件に引っ越したい。」や「荷物が多いのでもっと広い物件に引っ越したい。」など、自分の都合によって引っ越したい場合は一時金が支給されません。
  • 県外への引っ越しは高額になる可能性がある

  • 生活保護世帯が県外へ引っ越しする場合でも、上記のように引っ越し理由によっては一時金が支給されます。しかし、県外へ引っ越ししなければならない理由は少ない(自身が高齢者で親族が住んでいる県に引っ越しするなど)ため、多くの場合は実費での引っ越しになる可能性が高いです。

    加えて、県外への引っ越しは運搬業者の費用が高額になる可能性が高いため、最低限の生活費から引っ越し費用を捻出するのは骨が折れるかもしれません。生活保護費を貯金することは認められておりますので、計画的に貯金しておくのが良いでしょう。
  • 生活保護受給者は賃貸の入居審査に通りにくい

  • 本記事をお読みになられている方の中には、住居の確保に苦労した経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。生活保護を受給すると居住可能な家賃の上限が定められているほか、上限内の住居でも生活保護世帯が入居可能かは大家さん次第です。また、生活保護世帯が入居可能な住居でも入居審査は受ける必要があり、生活保護受給者は入居審査に落ちてしまう方が少なくありません。
    以下で、生活保護受給者が賃貸の入居審査に落ちやすい理由を、わかりやすく解説していきます。

    なお、本稿の内容についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの木をお読みいただけると理解が深まります。
    生活保護者の引越し!3つの入居審査に通りやすくなるポイントを解説
  • 家賃滞納歴

  • 生活保護は生活に困窮してしまった方が受給できる制度ですので、生活保護を受給する以前に家賃滞納を繰り返してしまった方は少なくありません。また、信用情報に傷が付いている場合もありますので、このような場合は入居審査に非常に通りにくいです。
  • 隣人トラブル

  • 生活保護世帯の入居可能な住居は相場よりも家賃が低くなっているため、築年数が古く防音性の低い木造の物件などが多くなっています。加えて、生活保護受給者の中には精神疾患を患ってしまった方も少なくなく、些細な騒音等がどうしても気になってしまう方がいらっしゃいます。そのため、騒音等の理由で隣人トラブルに発展してしまうケースがあるのです。

    大家さんとしては、入居者に長く住んでもらうことで収入が安定するため、他の入居者の退去に繋がるような隣人トラブルは極力避けたいと考えますので、中には生活保護というだけで入居を断られてしまうケースも少なくないのです。
  • 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート


  • ここまで、生活保護世帯の県外への引っ越しについて解説しました。県外へ引っ越しするのは可能だが、管轄する福祉事務所が変更になることや、引っ越し費用が実費負担になる可能性が高いことなどがお分かりいただけたかと思います。

    本記事を執筆しているほゴリラでは、これから生活保護の受給をご検討されている方のために「生活保護の申請同行サポート」、賃貸の入居審査に通らない生活保護受給者の方のために「楽ちん貸」というサービスを行なっておりますので、以下で簡単にご紹介致します。
  • 生活保護の申請同行サポート

  • 生活保護の申請同行サポートでは、生活保護に関するご相談を年間約6,000件受けている生活保護の専門家が、実際にご相談者様の生活保護申請に同行させていただきます。
    生活保護の申請は簡単ではありません。自治体の相談員にこれまでの経緯や働けない事情等を説明し、相談員を納得させる必要があります。加えて、申請に必要な書類は何枚もあり、書き方がわかりにくくなっています。
    生活保護の申請サポートをご利用いただければ、上記の事柄はもちろんのこと、生活保護の申請から受給開始に至るまで無料でサポートさせていただきます。
    申請同行サポートをご利用いただいた際の受給決定率は99%となっておりますので、生活保護を検討している方はぜひご利用ください。
    0120-916-144
    通話料不要のフリーダイヤルです。
  • なお、ご自身が生活保護の受給条件を満たしているかどうかわからない場合は以下の生活保護診断をご利用いただくことで、60秒で受給可否を診断できます。なお、診断やご相談はすべて無料ですのでご安心ください。
    【生活保護診断】簡単な質問に答えるだけ!60秒で生活保護が受給可能か診断!
  • 楽ちん貸

  • 楽ちん貸は、ご自身の名義で住居を借りることが難しい方に代わって、私たちが契約者となり住居を借り受け、住居を借りることが難しい方に対して、住居を提供させていただいております。
    楽ちん貸の特徴は以下の通りです。
    • 保証人不要
    • 保証会社不要
    • 家具家電付き対応
    • 即日入居可能
    • 契約初期費用の分割可
    生活保護を受給されている方の中には、過去に家賃滞納や自己破産等の履歴がある方も少なくありません。しかし一般的な賃貸の入居審査は、一度でも家賃滞納やローン滞納をしてしまうとほとんどの審査に落とされてしまいます。
     楽ちん貸をご利用いただければ、一般的な賃貸の入居審査を受ける必要がないため上記の問題を解決できます。かつ、家賃支払いもサービスの中で融通がきくようになっており、家賃を支払えなくなる心配もありません。楽ちん貸をご利用いただける条件は、生活保護を受給していることだけです。
    賃貸の入居審査に通らず転居先が見つからない方や、住居がなくお困りの方はご相談だけでも承っております。お気軽にご相談ください。
    0120-916-144
    通話料不要のフリーダイヤルです。
  • 過去に入居審査に通らなかったことがある方や、現住居で家賃の支払いが遅れてしまったことがある方、ご自身の名義で賃貸を契約したことが無い方は、一般的な賃貸の入居審査に通る可能性がどのくらいあるかを診断できる「賃貸入居審査診断」を受けてみてください。
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