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横浜市で生活保護が多い区と少ない区がある理由を簡単に解説

【目次】

  • 横浜市の生活保護世帯数
  • 横浜市の生活保護世帯が多い区の特徴
  • 寿地区
  • 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
  • 横浜市は約175万世帯が暮らす大都市です。
    これだけ多くの人が暮らす横浜市は18の区に分けられており、生活保護の多い区と少ない区がありますが、横浜市の生活保護費はどの区でも同じ支給額のため、金額以外の理由で多い区と少ない区があることがわかります。

    本記事では、横浜市で生活保護の多い区と少ない区がある理由をわかりやすく解説します。
  • 横浜市の生活保護世帯数

  • 上述したように横浜市全体では約175万世帯になりますが、そのうち生活保護を受給している世帯は約5.5万世帯になります。人数でいうと約7万人になるため、収容人数3万人の横浜スタジアムが2個あっても入りきらないほどの人数です。

    結構な人数であることがお分かりいただけたと思いますので、各区の細かい世帯数を以下のグラフでご参照ください。
  • 横浜市の生活保護世帯数グラフ

  • 行政区 常駐世帯 常駐人口 被保護世帯 被保護人口 世帯保護率(‰) 人口保護率(‰)
    鶴見区 145,334 296,605 5,268 6,778 36.2 22.9
    神奈川区 129,112 246,965 3,066 3,694 23.7 15
    西区 56,996 104,692 1,492 1,783 26.2 17
    中区 85,215 151,338 8,339 8,962 97.9 59.2
    南区 103,768 197,723 6,141 7,443 59.2 37.6
    港南区 95,639 214,938 2,432 3,280 25.4 15.3
    保土ケ谷区 99,040 207,332 3,037 3,932 30.7 19
    旭区 107,007 244,523 3,586 4,790 33.5 19.6
    磯子区 78,637 166,283 2,366 3,017 30.1 18.1
    金沢区 89,662 198,281 1,735 2,377 19.4 12
    港北区 175,425 358,179 2,857 3,438 16.3 9.6
    緑区 79,723 183,236 2,120 2,976 26.6 16.2
    青葉区 133,171 310,729 1,890 2,445 14.2 7.9
    都筑区 84,908 213,457 1,195 1,604 14.1 7.5
    戸塚区 122,434 283,794 2,894 3,889 23.6 13.7
    栄区 52,608 119,891 1,282 1,677 24.4 14
    泉区 62,938 152,156 2,375 3,136 37.7 20.6
    瀬谷区 52,514 122,335 2,725 3,941 51.9 32.2
    合計 1,754,131 3,772,457 54,800 69,162 31.2 18.3
  • 上記のグラフを見て頂くと、栄区と都筑区は非常に少ないことがわかります。
    反対に中区と南区、鶴見区は生活保護世帯が多く、最も少ない栄区と最も多い中区を比較すると、およそ7倍の数値です。

    このように、同じ横浜市でも地区によって生活保護世帯が多い区と少ない区があることがお分かりいただけたと思います。
  • 生活保護世帯の推移

  • 生活保護は全国的に増え続けており、横浜市でも平成4年からずっと増え続けています。以下の資料は、横浜市が出している昭和61年からの統計資料をもとにグラフ化したものです。
  • 生活保護世帯が最も少ない平成3年と令和2年を比較すると、生活保護世帯はおよそ4倍になります。このグラフから見て取れるように、横浜市で生活保護世帯は増え続けているのです。
  • 横浜市の生活保護世帯が多い区の特徴

  • 上記で解説した通り、横浜市で生活保護の多い区は以下の通りです。
    1. 中区
    2. 南区
    3. 鶴見区
    それぞれの地域の特性から、それぞれ異なる理由で生活保護が多くなっているのがわかります。
  • 鶴見区で生活保護が多い理由

  • 鶴見区は1972年に横浜市で初めて制定された区の1つであり、現在も下町の雰囲気を残す歴史ある街です。
    そんな鶴見区に生活保護が多い理由は利便性ではないでしょうか。

    生活保護を受給すると原則、持ち家や車などの資産となるものを所有することが出来ません。そのため、公共交通機関が発達しているなど、利便性の高い地域の方が住みやすいのです。とはいえ、利便性が高い地域は当然、家賃相場が高くなる傾向にありますが、生活保護は家賃の上限が定められているため、家賃相場が安いという前提になります。

    鶴見区は、京急鶴見駅から都心の品川駅まで約15分、大型の商業施設がたくさんある川崎市まで1駅で行けるというのも魅力の1つです。家賃相場が比較的安い中で、利便性も兼ね備えている鶴見区は、生活保護受給者にとって住みやすいと言えるでしょう。
    横浜市の鶴見区で生活保護を受給する方法と支給額を解説!
  • 南区で生活保護が多い理由

  • 南区は全部で18の区の中で2番目に面積の狭い区です。しかし、南区は人口密度が1番高く、狭いながらもベッドタウンとして人気の街になります。
    ベッドタウンとして人気の地域の特徴は、土地値が安価で家賃相場が安いことと、利便性が良く通勤や通学に困らないことです。

    南区は下町情緒あふれる商店街がいくつもあり、横浜橋商店街や弘明寺商店街などが有名です。商店街の近くに住んでいれば日常の買い物に困ることはありませんし、京急線や地下鉄ブルーラインがあるため、都心の品川駅や新横浜にも20~30分程度でアクセス可能な利便性も高い地域なのです。

    また、商店街が多くあるため、住民の平均年齢が高く高齢者の多い街であることも、生活保護受給者が多い理由の1つでもあります。
    横浜市南区で生活保護を受給できる条件や申請方法を解説!
  • 中区で生活保護が多い理由

  • 中区は横浜の始まりの地でもある非常に歴史の深い街です。横浜の赤レンガ倉庫といえば観光地としても有名で、横浜に行ったことが無い人でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
    中区は観光名所でもあることから、商業施設なども充実しておりアクセス可能な路線が多い地域です。そのため、一見すると鶴見区や南区とは街の雰囲気が異なることがお分かりいただけると思います。

    本来であれば中区のような地域は家賃相場も高く、生活保護の家賃上限内の物件自体が少なくなり、必然的に生活保護の割合は少なくなります。そんな中区で生活保護が多い決定的な理由が、日本三大ドヤ街と呼ばれる中の1つである寿地区があることです。
    横浜市中区で生活保護を受給できる条件や申請方法を解説!
  • 寿地区

  • 寿地区は日本三大ドヤ街(寄せ場)と呼ばれ、大阪のあいりん地区、東京の山谷と並ぶ生活保護が大半を占める地区です。寿地区の人口のうち、生活保護受給者はおよそ8割の6,500人と言われていますので、受給していない人の方が少数である特殊な地域になります。

    石川町(元町・中華街)駅、伊勢佐木長者町駅、関内駅の3駅に囲まれており、簡易宿泊所と呼ばれる食事付きで一泊2,000円程度の施設や一食300円程度の定食屋が複数あり、街並みを見るだけでも困窮者が多いことがわかります。
    寿地区については以下の記事で詳しく解説しています。
    寿町は横浜の生活保護者が集まる町!なぜ寿町に集まるのか?
  • 簡易宿泊所

  • 簡易宿泊所は3~4帖ほどの部屋を一泊2,000円程で借りられるものです。
    朝夕の食事付きなどもあり、値段は非常に低価格で旅行者なども愛用していますが、水回り設備は基本的に共用になっており、部屋は最低限のスペースだけというのが簡易宿泊所の特徴です。

    非常に低価格で料金さえ払えば宿泊出来るため、賃貸の審査に通らない事情のある方などが、わざわざ寿地区まで来て生活保護を申請し、簡易宿泊所に住むケースもあるようです。

    とはいえ1泊2,000円を30日とすると、家賃で言えば月に6万円程度になります。
    横浜市の生活保護者の家賃上限は52,000円のため、生活費から8,000円程度支払わなければなりません。
    食事付きであったとしても、部屋はたった3帖程度で「寝るだけ」の部屋になりますので、寿地区に常駐している生活保護の方は何かしらの事情があるといえます。

    このように、高級住宅街もある中区に生活保護が多いのは、寿地区があることが理由になります。簡易宿泊所については以下の記事で詳しく解説しています。
    簡易宿泊所とは?賃貸住宅との違いを解説!【神奈川版】
  • 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート

  • ここまで横浜市の生活保護が多い区について解説しました。生活保護世帯は30年前から4倍に増加していることや、寿地区があることによって横浜市には生活保護世帯が多いことなどがお分かりいただけたかと思います。

    横浜市には寿地区という特殊な地域があるため、他の県よりも生活保護世帯が多い傾向にありますが、ほとんどの県で言えるのは家賃相場が安く、利便性が高い地区に生活保護世帯が多くなるということです。

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