生活保護はペットがいても受給可能!家族を手放す必要はない!
【目次】
- 生活保護を受給するのにペットの有無は関係ない
- 生活保護を受給後にペットを新たに飼育するのも問題はない
- 生活保護受給者がペットを飼育する場合の注意点
- ペット飼育者の住居に関する問題
- 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
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生活保護は、生活に困窮してしまいご自身の力ではどうすることも出来ない場合に受給することができます。そのため、生活保護を受給する際にペットは手放さなければならないのかと心配になる方もいらっしゃいます。
結論から言うと、生活保護を受給するにあたりペットを手放す必要はありません。
また、生活保護受給者が新たにペットを飼育することも可能です。
本記事では、生活保護受給者がペットを飼育できる理由と、注意点について解説していきます。 -
生活保護を受給するのにペットの有無は関係ない
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生活保護は生活に困窮している人が受けられるセーフティーネットであり、日本国民なら誰でも申請する権利があります。
生活保護受給者がペットを飼育しても良い理由は、生活保護を受給できる条件や、生活保護受給者が制限されることを知ることで理解することができます。 -
生活保護の受給条件
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生活保護を受給できるかは、大きく以下の3つの条件を満たしているかどうかになります。
- 収入が生活保護費に満たない
- 資産や貯金がない
- 頼れる親族がいない
このように、最低限の生活費である生活保護費よりも収入が少なく、持ち家や車などの売却できる資産や貯金がなく、親族に頼ることができない人が生活保護を受給することができます。
生活保護を受給するのに、ペットがいるかどうかは関係ないのです。 -
生活保護受給者が制限されるもの
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生活保護を受給するにあたり、資産を所有できないことをはじめとして、他にもいくつかの制限がかかります。
- 高級ブランド品などの贅沢品を所有できない
- 住居の家賃上限がある(住宅扶助)
- クレジットやローンが組めない
等々、代表的な例を挙げるとするならばこのようなものがあるでしょう。
ペットを飼育していることに関して制限されていないことから、生活保護でペットを飼育することは禁止されていないと言うことになるのです。さらに詳しく知りたい方はこちらの記事で解説しています。
生活保護でしてはいけないこと・しても良いことを簡単に解説! -
生活保護を受給後にペットを新たに飼育するのも問題はない
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上記では、ペットを飼育している人が生活保護を受給する場合について解説してきました。
本項では、生活保護を受給している人がこれからペットを飼育する場合について解説していきます。 -
高額なペットは避けるべき
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生活保護費を貯金することは一定額認められていますが、それでもペットショップ等で売られているペットは高額な種類だと30万円以上するペットもいます。
生活保護費から何十万も貯金するのは容易ではないため、一般的には里親募集サイトなどから、お気に入りのペットを探すのが良いでしょう。 -
しつけがとても重要になる
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生活保護を受給すると、基本的には賃貸物件に住むことになります。
ペット飼育が可能な賃貸物件では、鳴き声などの騒音はある程度許容されますが、退去する際の室内の状態が悪ければ、退去時の費用は高額になるでしょう。
生活保護受給者が転居する際、生活保護費から現住居の退去費用は支給されませんので、普段のしつけがとても重要になるのです。 -
ペットを飼育した方が良い方もいる
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生活保護の受給理由は人それぞれであり、なかには精神的に問題を抱えてしまっている人もいらっしゃいますが、ペットを飼育することは、飼い主に精神的に良い影響を与える場合があります。
ペットとのふれあいによって、精神的に良い影響を及ぼすことは科学的に証明されており、心療内科の医師がペットの飼育を勧める場合があるのです。
また、犬を飼育する場合は散歩をすることになるため、運動不足になりがちな生活保護受給者にとって運動不足を解消する良いきっかけにもつながるでしょう。 -
生活保護受給者がペットを飼育する場合の注意点
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ペットを飼育するということは、ペットの命を預かるということです。
人間同様、生きていくためにはあらゆる面でお金が必要になりますので、最低限の生活費で生活する生活保護受給者にとって、金銭的に生活が苦しくなる可能性は否定できません。 -
ペットのエサ代
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毎日必ず必要になるのがペットのエサ代です。
犬や猫、熱帯魚や鳥など、どんなペットを飼育する場合でもエサ代は必ず必要になります。
最低限の生活費の中からペットのエサ代を捻出しなければならないため、これからペットの飼育をお考えの方は、ご自身の生活に最低限いくら必要であるかを算出した上で、ペットに毎月いくらかけられるのかを考えて飼育できるかどうか判断しましょう。 -
通院費用や手術費用
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ペットは人間同様、怪我もすれば病気にもなります。
生活保護受給者の場合、医療機関にかかる際は医療扶助が適用されるため、原則、医療費がかかりません。
しかし、ペットに対して生活保護の制度は適用されないため、通院費用や手術費用はご自身の生活費の中から捻出する必要があるのです。生活保護費を貯金することは一定額認められていますので、万が一に備えて常に貯金しておくようにしましょう。 -
ペット保険
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ペットにも保険があり、一般的にペット保険と言われています。
生活保護受給者は、基本的に生命保険に加入することができませんが、ペットは世帯に含まれないため保険に加入することが可能です。ペット保険は月額1,000円〜2,000円程度で、当然生活費の中から支払うことになります。
また、ペット保険から保険金を受け取ることになった場合、収入としてみなされますので必ず担当のケースワーカーに申告しましょう。
ケースワーカーについてご存知ない方は、こちらの記事で解説しています。
ケースワーカーとは?生活保護受給者とはどんな関係なのか? -
ペット飼育者の住居に関する問題
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生活保護を受給すると、住居の家賃に制限がかかります。
また、車を所有できないことから、ある程度駅近の物件に住みたいと思う方が多いです。
しかし、ペットを飼育している生活保護受給者の場合は、お住まいになれる賃貸物件がさらに限定されてしまいます。 -
住宅扶助内のペット可物件
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住宅扶助は、地域や世帯人数によって異なりますが、東京23区の単身者の場合、家賃の上限である住宅扶助は53,700円となっており、この家賃内の賃貸物件でなければ住むことができません。
しかし、ペットを飼育している場合は53,700円の家賃内でペット可の賃貸物件を探す必要があるのです。
ペット可物件は平均的な家賃相場よりも1割〜2割程度高くなり、物件数も少なくなります。また、多くのペット可物件は小型犬または猫1匹までとなっているため、多頭飼育している場合などは最悪、住むことができる物件がない可能性もあるため注意しましょう。 -
賃貸の入居審査
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生活保護受給者は、さまざまな事情によって生活に困窮しています。そのため、生活保護を受給する以前の家賃滞納や、金融のブラックリストになってしまった方も少なくありません。
賃貸の入居審査では、保証会社を利用するのが一般的になっているため、過去の滞納等が原因で入居審査に通らない方もいらっしゃいます。せっかく見つけたペット可の賃貸物件が、審査に落ちてしまい入居できなくなってしまうのは決して珍しいことではないのです。
以下の記事で保証会社の審査に関して詳しく解説していますので、不安な方は参考にしていただければ幸いです。
賃貸保証会社の審査に通るには?重要なポイント6選を解説 -
生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
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ここまで、生活保護受給者がペットを飼育することについて解説しました。生活保護を受給できるかどうかにペットの有無はないことや、生活保護費の中からペットの飼育費用を捻出する必要があることなどがお分かりいただけたかと思います。
本記事を執筆しているほゴリラでは、これから生活保護の受給をご検討されている方のために「生活保護の申請同行サポート」、賃貸の入居審査に通らない生活保護受給者の方のために「楽ちん貸」というサービスを行なっておりますので、以下で簡単にご紹介致します。 -
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著者
井口 優
株式会社フォーユー 代表取締役社長生活保護は発足から70年以上も経過している制度であるにもかかわらず、未だ国民の理解が低く、「生活保護をよく知らない」ことが原因で、受給できるのに受給していない方が多くいらっしゃいます。ほゴリラのサービスを通じて1人でも多くの生活困窮者に手を差し伸べることで、日本全体の貧困問題を解決する一助となれるよう日々精進していきたいと考えています。
住宅確保要配慮者住居支援法人
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・北海道指定第40号
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