生活保護を函館で受給できる条件や申請する方法を簡単に解説

【目次】
- 函館市で生活保護を受給できる条件
- 函館市で支給される生活保護費
- 函館市で生活保護を申請する方法
- 函館市と札幌市の比較
- 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
-
生活保護は、生活に困窮してしまった方が受けられる最後のセーフティーネットです。生活保護を受給すると国が定めた最低限度の生活が保障され、受給者が経済的に自立するまで生活の隅々まで支援を受けることができます。
本記事では、生活保護を函館市で受給できる条件や、申請する方法などを簡単に解説していきます。 -
函館市で生活保護を受給できる条件
-
冒頭でも解説したように、生活保護は生活に困窮してしまった方が受けられる最後のセーフティーネットです。とはいえ、生活困窮の指標は人によって異なるため、生活保護法によって明確に定められております。
-
収入が生活保護費未満
-
最初の条件は、現在の収入が生活保護費未満であることです。生活保護費は、上述した最低限度の生活を営むための生活費になりますので、収入が生活保護費に満たないということは、国が定めた最低限度の生活を営めるだけの生活費が不足していることになります。そのため、生活保護費よりも収入が少ない方は、生活保護の対象となります。
-
資産や貯蓄がない
-
二つ目の条件は、車や持ち家などの資産や貯蓄がないことです。例え収入が生活保護費未満であっても、売却して生活費を捻出することが可能な資産を所有している場合は、生活保護の対象にはなりません。とはいえ、重要なのは資産を売却できるかどうかですので、場合によっては持ち家に住み続けながら生活保護を受給できることもあります。
-
親族に頼ることができない
-
最後の条件は、親族に頼ることができないことです。上記2つの条件を満たしていても、親族から経済的な援助が見込める場合は生活保護を受給することができません。そのため、生活保護を申請すると三親等内の親族に「扶養照会」が行われます。
なお、扶養照会は親族に対して経済的な援助をすることが可能か確認するだけの書類ですので、親族から扶養を拒否する旨の連絡があった場合や、連絡自体なかった場合などは生活保護を受給することができます。 -
函館市で支給される生活保護費
-
繰り返しになりますが、生活保護費は最低限の生活費です。しかし、地域によって最低限必要な生活費の相場が異なるため、生活保護費は地域によって金額が変動します。
また、世帯人数が多いほど生活費も多く必要になるため、地域と世帯人数の2点が生活保護費に影響します。
以下で、函館市で支給される生活保護費を世帯人数別に解説します。 -
内訳 単身者 大人2人世帯 3人世帯(大人2子1) 4人世帯(大人2子2) 5人世帯(大人2子3) 生活扶助(生活費) 71,460円 115,490円 142,819円 171,829円 196,248円 住宅扶助(家賃上限) 30,000円 36,000円 39,000円 39,000円 39,000円 児童養育加算 - - 10,190円 20,380円 30,570円 支給される保護費 101,460円 151,490円 192,009円 231,209円 265,818円 -
生活保護費の加算
-
生活保護費には、生活扶助(生活費)が増額する9つの加算があります。加算は条件を満たしている方の生活扶助が増額するものであり、ひとり親世帯には母子加算、障がいがある方には障害者加算が加算されます。
-
加算手当 金額 冬季加算 地域により期間、金額共に変動 妊産婦加算 妊娠6ヵ月未満の場合:8,960円妊娠6ヵ月以上の場合:13,530円産後の場合:8,320円 障害者加算 身体障害者障害等級1・2級の場合:26,310円3級の場合:17,530円 介護施設入所者加算 9,690円 在宅患者加算 13,020円 放射線障害者加算 現罹患者の場合:43,120円元罹患者の場合:21,560円 児童養育加算 18歳までの子ども1人につき10,190円 介護保険料加算 介護保険の第1号被保険者である被保護者に対し、納付すべき介護保険料に相当する経費を補填するものとして実費支給 母子加算 子ども1人の場合:最大18,800円 -
函館市で生活保護を申請する方法
-
-
生活保護は申請しなければ受給することができません。
以下で、函館で生活保護を申請する方法を解説します。 -
生活保護の申請は福祉事務所で行う
-
生活保護は、お住まいの地域を管轄している「福祉事務所」で申請することができます。福祉事務所は函館市の場合、函館市役所に併設されておりますので、函館市役所へ赴きましょう。
生活保護の申請は相談員との面談になりますので、これまでの経緯などを説明し以下の申請書類を提出して申請は終了です。 -
申請に必要な書類 内容 生活保護申請書 申請者の名前や現住所を記載 収入申告書 世帯の収入を記載 資産報告書 土地や建物などの資産を記載 同意書 銀行や信託会社の情報閲覧の同意 扶養義務者届 扶養義務のある人の氏名や連絡先を記載 生活歴 これまでの人生をわかる範囲で記載 -
申請が受理されるまでの期間
-
生活保護の申請は、受理されるまで原則14日以内と定められております。生活保護を申請する方の中には、いくらか生活費が残っている方から明日の生活もままならない方まで、困窮の状態は様々です。そのため、より生活が困窮している方から順に受理されていきます。
-
函館市と札幌市の比較
-
-
生活保護費は地域によって金額が変動すると解説しましたが、北海道で支給額が最も高額なのは札幌市です。以下で、函館市と札幌市の支給額を比較してみましょう。
-
函館市と札幌市の支給額の比較
-
比較 単身者 大人2人世帯 3人世帯(大人2子1) 4人世帯(大人2子2) 5人世帯(大人2子3) 札幌で支給される保護費 109,720円 162,360円 206,097円 246,725円 282,557円 函館で支給される保護費 101,460円 151,490円 192,009円 231,209円 265,818円 -
このように、単身者でも約8,000円の差があり、世帯人数が増えるごとに差が開いていくことがわかります。
-
札幌市は生活保護世帯が住みやすい街
-
札幌市は、人口約200万人北海道で最も人口が多い都市です。加えて、全国的に見ても札幌市は生活保護世帯が多い都市です。
単純に人口が多いことも理由の1つではありますが、それ以外にも賃貸住宅が豊富であることや、公共交通機関が充実していることも理由であると言えるでしょう。
生活保護を受給すると原則、持ち家を所有することができないため、多くの場合は賃貸住宅に居住することになります。また、車も所有することができないため、移動は公共交通機関を利用することになります。
札幌市は賃貸住宅が非常に豊富で、かつ家賃相場も低いため、生活保護の基準内の賃貸住宅は多いです。公共交通機関に関しても、北海道で唯一地下鉄が利用可能であるため、移動手段が限られている生活保護受給者にとって生活環境が整っていると言えるでしょう。 -
生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
-
-
ここまで、函館市で生活保護を受給できる条件や支給額、申請する方法などについて解説しました。単身者では約10万円が支給されることや、函館市役所で申請できることなどがお分かりいただけたかと思います。また、函館市よりも札幌市の方が生活環境が整っていることも解説しました。
本記事を執筆しているほゴリラでは、これから札幌で生活保護の受給をご検討されている方のために「生活保護の申請同行サポート」、賃貸の入居審査に通らない生活保護受給者の方のために「楽ちん貸」というサービスを行なっておりますので、以下で簡単にご紹介致します。 -
生活保護の申請同行サポート
-
生活保護の申請同行サポートでは、生活保護に関するご相談を年間約6,000件受けている生活保護の専門家が、実際にご相談者様の生活保護申請に同行させていただきます。生活保護の申請は簡単ではありません。自治体の相談員にこれまでの経緯や働けない事情等を説明し、相談員を納得させる必要があります。加えて、申請に必要な書類は何枚もあり、書き方がわかりにくくなっています。生活保護の申請サポートをご利用いただければ、上記の事柄はもちろんのこと、生活保護の申請から受給開始に至るまで無料でサポートさせていただきます。
申請同行サポートをご利用いただいた際の受給決定率は99%となっておりますので、生活保護を検討している方はぜひご利用ください。
0120-916-144通話料不要のフリーダイヤルです。 -
なお、ご自身が生活保護の受給条件を満たしているかどうかわからない場合は以下の生活保護診断をご利用いただくことで、60秒で受給可否を診断できます。なお、診断やご相談はすべて無料ですのでご安心ください。
【生活保護診断】簡単な質問に答えるだけ!60秒で生活保護が受給可能か診断! -
楽ちん貸
-
楽ちん貸は、ご自身の名義で住居を借りることが難しい方に代わって、私たちが契約者となり住居を借り受け、住居を借りることが難しい方に対して、住居を提供させていただいております。
楽ちん貸の特徴は以下の通りです。- 保証人不要
- 保証会社不要
- 家具家電付き対応
- 即日入居可能
- 契約初期費用の分割可
生活保護を受給されている方の中には、過去に家賃滞納や自己破産等の履歴がある方も少なくありません。しかし一般的な賃貸の入居審査は、一度でも家賃滞納やローン滞納をしてしまうとほとんどの審査に落とされてしまいます。
楽ちん貸をご利用いただければ、一般的な賃貸の入居審査を受ける必要がないため上記の問題を解決できます。かつ、家賃支払いもサービスの中で融通がきくようになっており、家賃を支払えなくなる心配もありません。楽ちん貸をご利用いただける条件は、生活保護を受給していることだけです。
賃貸の入居審査に通らず転居先が見つからない方や、住居がなくお困りの方はご相談だけでも承っております。お気軽にご相談ください。通話料不要のフリーダイヤルです。 -
過去に入居審査に通らなかったことがある方や、現住居で家賃の支払いが遅れてしまったことがある方、ご自身の名義で賃貸を契約したことが無い方は、一般的な賃貸の入居審査に通る可能性がどのくらいあるかを診断できる「賃貸入居審査診断」を受けてみてください。無料かつ60秒で完了できる内容となっておりますので、診断して現状を知っておいて損はありません。
【無料】賃貸の入居審査に通る可能性がどのぐらいあるかが60秒でわかります!賃貸入居審査診断
著者

井口 優
株式会社フォーユー 代表取締役社長生活保護は発足から70年以上も経過している制度であるにもかかわらず、未だ国民の理解が低く、「生活保護をよく知らない」ことが原因で、受給できるのに受給していない方が多くいらっしゃいます。ほゴリラのサービスを通じて1人でも多くの生活困窮者に手を差し伸べることで、日本全体の貧困問題を解決する一助となれるよう日々精進していきたいと考えています。
ほゴリラの2つの無料診断
生活保護受給診断
簡単60秒で秘密厳守で生活保護を受給可能か診断できます。申請をご希望であれば無料で申請サポートいたします。
賃貸入居審査かんたん診断
簡単60秒で賃貸の審査が通りやすいか診断可能です。生活保護の方には初期費用0保証人無し「楽ちん貸」のご紹介も可能です。