生活保護診断・生活保護受給者向け賃貸情報

苫小牧でホームレスになったらどうすればいい?

【目次】

  • ホームレスの定義は路上生活者だけではない
  • 苫小牧でホームレス生活をするのは厳しい
  • 苫小牧で生活保護を受給できる条件
  • 苫小牧で生活保護を受給するデメリット
  • 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
  • 厚生労働省の2023年度調査によると、全国の路上で生活する人(ホームレス)の数は3,065人。 同調査の16年前の人数18,564人と比べると8割以上も減少しておりますが、まだまだ決して少ないとは言えないのではないでしょうか。ちなみに、北海道では札幌市が30人、苫小牧で3人のホームレスが確認されています。

    本記事では、札幌でホームレスになると居場所はあるのか?安全に冬を越す方法はあるのかを解説していきます。加えて、現在ホームレスの方やホームレスになってしまいそうな方に、生活を立て直す方法もご紹介いたしますので参考にしてみてください。

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  • ホームレスの定義は路上生活者だけではない

  • 厚生労働省が定めたホームレスの定義である「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」つまり路上生活者としてご説明しました。しかし、ホームレスは直訳すると「住居を失う」ですので、路上生活をしていなくとも単純に帰れる家が無い人たちのことは「ホームレス状態」と定義づけられております。
  • ネットカフェ等で生活している人

  • 一般的に「ネットカフェ難民」と呼ばれることもありますが、特定の住居を持たずネットカフェの1室を毎日借り続けることで簡易的に住居としている方がいらっしゃいます。お店によってはフードメニューが安く購入できたり、シャワーを利用することもできます。室内で安全に過ごせるため、一見すると路上生活者とは線引きされそうですが住居の無いホームレスであると言えるでしょう。そのため、ネットカフェ等を生活の拠点にしている方はホームレス状態と定義づけられます。
  • 自分の住居を持たず友人宅等に居候している人

  • 親族と不仲で家出をしている若者などに多いですが、自分の住居を持たず友人宅等を転々としている場合もホームレス状態と定義づけられます。

    冒頭で解説したホームレスの人数はあくまで路上生活者になりますが、ネットカフェや友人宅等で生活している方の人数まで把握することは不可能です。そのため、ホームレス状態の方を含めるとその数は相当なものになるでしょう。
  • 苫小牧でホームレス生活をするのは厳しい

  • ホームレスの中には、河川敷などでひっそりと生活している方や、公園などにテントを張って集団生活をしている方々などがいらっしゃいます。しかし、いずれの場合も路上生活であることに変わりはなく、多少の雨風を凌げる程度で住居がないのは同じです。

    冒頭で全国のホームレスの人数をご紹介しましたが、北海道で確認されているホームレスの人数は約40名程度と非常に少なく、苫小牧では2名しか確認されていません。北海道は雪国ですので、冬場の気温は日中でも氷点下になる日も多く、夜間になればマイナス10度を下回ることもありますので、テントやダンボール程度では冬を越すことはできません。そのため、北海道ではホームレスが少ないと言えるでしょう。
  • ホームレスは生活保護を受給できる

  • 生活保護とは、日本国憲法第25条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」に基づいて設立された制度です。生活に困窮してしまった日本国民は、生活保護を受給することで国が定めた最低限度の生活が保障されます。

    住居があることは最低限度の生活になりますので、基本的にホームレスの方は生活保護の受給対象になります。
  • 苫小牧で生活保護を受給できる条件

  • 上記で、ホームレスの方は基本的に生活保護を受給できると解説しましたが、場合によっては受給の対象にならない可能性があります。以下で、苫小牧で生活保護を受給できる条件を解説しますので、参考にしていただければ幸いです。
    なお、以下の診断をご利用いただければ生活保護を受給できるかすぐに結果がわかります。
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  • 収入が生活保護費未満

  • 1つ目は、収入が生活保護費未満であることです。生活保護費は国が定めた最低限の生活費ですので、生活保護費よりも収入が少ないと言うことは、国が定めた最低限の生活水準に達していないことになりますので、生活保護の受給対象となります。

    また、生活保護費は地域によって金額が異なりますので、苫小牧で生活保護を受給する場合は苫小牧で支給される生活保護費よりも収入が少ないことが条件になります。苫小牧で支給される生活保護費については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
    生活保護を苫小牧で受給できる条件とは?申請方法も解説!
  • 資産を所有していない

  • 続いての条件は、数万円以上の貯金や持ち家、土地、車などの資産がないことです。収入が少なくとも、資産を売却するなどして生活費を捻出することが可能なため、資産を所有することは認められないのです。とはいえ、状況次第では所有が認められる場合がありますので、手放せない理由がある方は生活保護の申請時に確認しておくと良いでしょう。詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
    生活保護を受けても車を所有することは可能!所有可能な条件を解説!
  • 親族に頼ることができない

  • 最後の条件は親族に頼ることができないことです。上記2つの条件を満たしていても、親族から経済的な援助が見込めるのであれば生活保護の対象にはなりません。とはいえ、親族がいるかどうかは関係なく「援助が受けられるか」が重要ですので、親族と不仲で援助が見込めないなどの場合でも生活保護の対象となります。

    親族からの援助が可能かどうかを確認することを、扶養照会と呼びます。扶養照会について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
    生活保護の扶養照会は断り方があります!断り方を簡単に解説
  • 苫小牧で生活保護を受給するデメリット

  • 生活保護は何かしらの事情により働けない方などに対して、最低限度の生活を保証する制度です。そのため、国が定めた最低限度の生活にはいくつか制限があり、人によってはデメリットに感じるかもしれません。

    上記でも解説しましたが、資産となる持ち家や車を所有している場合は生活保護の対象とはなりません。しかし、苫小牧にお住まいの方は公共交通機関が充分でない事や地価が安く戸建て住宅が多いことから、持ち家や車を所有している方が多いでしょう。そのため、資産を所有できないことはデメリットになる可能性が高いです。
  • 札幌は賃貸や公共交通機関が充実している

  • 持ち家や車を所有できないことがデメリットになる一方、札幌市の場合は賃貸住宅が豊富であるため住居に困ることはないでしょう。加えてJRやバスのほかに市電、地下鉄と公共交通機関が充実しています。そのため、車を所有できなくても生活に困ることは少なく、地下鉄駅の徒歩圏内の賃貸住宅に生活保護世帯が多く居住しています。

    ホームレスの方は苫小牧に住居が無いと言うことになりますので、もし生活保護の受給をご検討されているのであれば、札幌で受給するのも良いかと思います。なお、札幌は北海道で最も生活保護費が高額な地域です。詳しく知りたい方は以下の記事をお読みください。
    札幌の生活保護費はいくら?保護費の支給例と計算方法を解説
  • 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート

  • ここまで、苫小牧でホームレスになったらどうすればいいかを解説しました。基本的にホームレスは生活保護を受給することができることや、苫小牧よりも札幌の方が生活環境が整っていることなどがお分かりいただけたかと思います。

    本記事を執筆しているほゴリラでは、これから生活保護の受給をご検討されている方のために「生活保護の申請同行サポート」、賃貸の入居審査に通らない生活保護受給者の方のために「楽ちん貸」というサービスを行なっておりますので、以下で簡単にご紹介致します。
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