生活保護は風俗嬢でも受給可能!生活保護の専門家が徹底解説
【目次】
- 生活保護は風俗嬢も受給可能
- 生活保護の受給条件は3つ
- 風俗嬢が生活保護を受給する際の注意点4つ
- 生活保護の申請を断られるケース
- 生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
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生活保護は日本国民のセーフティーネットであり、風俗嬢も当然受給することができます。また、生活保護は働きながら受給することができるため、昼職で少しずつ働いて、稼げるようになったら生活保護から脱却する、といったことも可能です。
本記事では、生活保護を風俗嬢が受給できる条件や注意点を解説していきます。 -
生活保護は風俗嬢も受給可能
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生活保護は、日本国民なら誰でも受給することができる"セーフティーネット"です。
セーフティーネットを直訳すると安全網であり、"網目上に張り巡らされた救済措置"といった意味合いになります。
風俗業界は男性客からの需要が一定数あることから、女性にとってのセーフティーネットと言われることがありますが、年齢や容姿等によって稼げる金額等が変わるため、風俗業界は本来の意味でのセーフティーネットではありません。 -
生活保護に職業差別はない
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繰り返しになりますが、生活保護は日本国民なら誰でも受給することができますので、風俗嬢であっても会社員であっても、条件さえ満たしていれば誰でも生活保護が受けられます。
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生活保護は自立までの支援制度
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『生活保護を受給すると働いてはいけないのでは?』と誤解されることがありますが、生活保護を受給しても働き続けることができます。
生活保護は自立までの支援制度の役割もありますので、受給者が働ける状態であるならば、少しずつでも働かなければならないのです。 -
風俗で働き続けるのも問題はない
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生活保護受給者が働きながら受給している場合、基本的に同じ仕事を続けていても問題ありません。とはいえ、その仕事をしていて生活に困窮していたのは事実ですので、多くの場合は転職するよう指導が入ることになります。
そのため、風俗嬢が生活保護を受給することになった場合、基本的には一般的な昼職で就職するよう勧められるでしょう。
生活保護を働きながら受給する場合について詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
生活保護は働きながら受給可能!覚えておくべき3つのポイントを解説 -
生活保護の受給条件は3つ
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風俗嬢の方でも、生活保護を受給することができますが、受給できるかどうかは3つの条件を満たしているかどうかによります。
細かい金額等は地域などにより異なりますが、生活保護を受給するための条件は全国統一で以下の通りです。 -
収入が最低生活費未満
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最低生活費というのは、厚生労働省の定める最低限の生活費の名称で、地域や世帯人数によって金額が変動します。
単身者であれば、概ね10〜13万円未満の収入の方は生活保護を受給できる可能性が高いです。
ご自身の生活保護費がいくらになるか知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
生活保護の基準となる最低生活費は一人暮らしだといくらになるのか? -
貯金や資産がない
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収入が最低生活費未満であっても、生活に困らない程度の貯金や、売却出来る資産を所有している場合は生活保護を受給することができません。まずはそれらを活用して、生活費を補填する必要があります。
また、風俗嬢の方は高級ブランド品を所有している傾向にあり、それらは売却するよう指導が入りますので注意しましょう。 -
頼れる親族がいない
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繰り返しますが、生活保護はセーフティーネットですので、生活保護以外の制度や家族の援助を求めるのが優先されます。あらゆる手を尽くし、それでも生活困窮から抜け出せない人が生活保護を受けることができるのです。
風俗嬢の方は、親族と疎遠の場合も少なくありませんので、頼れる親族がいないという条件は、比較的クリアしやすいのではないでしょうか。
生活保護を受給する場合どこまで調べられる?自治体の調査方法を解説 -
風俗嬢が生活保護を受給する際の注意点4つ
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生活保護を受給すると、生活に様々な制限がかかり、禁止されている行為を行った場合は、保護の廃止処分や保護費の返還義務が発生することがあります。
制限は様々ありますが、風俗嬢の方が特に注意すべき点を4つ解説していきます。 -
生活保護費から借金返済はできない
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そもそも風俗を始めるきっかけとして、金銭的な理由であることがほとんどです。
単純にお金を稼ぎたい人もいれば、借金を返済するために風俗で働き始めた人もいらっしゃるでしょう。
借金があっても生活保護を受給することはできますが、生活保護費を借金の返済に充ててはならない決まりがあるため、現在借金がある方は注意しなければなりません。
生活保護と借金の問題について詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
生活保護は借金があっても申請可能!借金返済は別の制度が使えます! -
必要以上に高価なものは所有できない
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風俗嬢など水商売関係の方は、ステータスや自分へのご褒美として高級ブランド品を所有していることが多いです。
生活保護を受給できる条件でもお伝えしましたが、売却できるものは売却して生活費に当てる必要がありますので、生活保護を受給した後も、高級ブランド品のように贅沢品と見なされるものは所有することができません。
生活保護でしてはいけないこと・しても良いことを簡単に解説! -
収入を隠してはいけない
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生活保護を受給すると、保護費以外の収入があった場合にケースワーカーへ申告する義務が生じます。
収入とは働いて得た賃金はもちろん、養育費や慰謝料も含まれますし、知り合いからお金を援助してもらった場合でも収入としてみなされますので、注意しましょう。
生活保護を受給する場合どこまで調べられる?自治体の調査方法を解説 -
住居の家賃に制限がある
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生活保護を受給すると住居の家賃に制限がかかり、これを住宅扶助と呼びます。
生活保護受給者は原則、住宅扶助によって定められた家賃上限内の賃貸物件に住まなければなりません。
生活保護は最低限の生活を保証する制度であるため、地域の家賃相場よりも家賃上限が低く定められているため、新規受給者の多くは転居することになるのです。
なお、この場合の転居費用は自治体から生活保護の一時金として支給されますので、ご安心ください。
お住まいの地域の家賃上限を知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
生活保護の住宅扶助とは家賃の上限!全国の住宅扶助を一挙解説! -
生活保護の申請を断られるケース
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生活保護は、日本国民誰しも申請する権利があります。
当然、受給できるかどうかは内容次第になりますが、”生活保護を申請することは誰でも可能”なのです。
しかし、残念ながら自治体によって生活保護の申請を断られる、水際作戦が水面下で行われており、生活に困って生活保護の相談に行っても、申請させてもらえないことがあります。 -
生活保護の水際作戦
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生活保護の水際作戦は、最も新しいもので2021年に横浜市で発覚しています。
水際作戦の恐ろしいところは、誰かが訴えを起こして初めて明るみに出るものであり、日頃どこかの自治体で水際作戦が行われていても被害者が泣き寝入りしてしまうと、実情がわからないという点です。
実際に水際作戦が発覚している以上、本来であれば受給できるはずの人が他にも数えきれないほどいた可能性があります。人の生死にも関わる重要な制度で、水際作戦はあってはならないことなのです。
横浜市で発覚した水際作戦について知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
横浜市で生活保護を申請するのは厳しい?申請サポートで確実に受給! -
若い人や独身女性は断られやすい
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水際作戦は男女関係なく被害に遭う可能性がありますが、若い女性の場合はさらに断られる可能性が高くなります。
2014年に大阪市で問題となった事例ですが、生活保護を申請した30代の女性に対し『仕事がないならソープランドで働けば良い』と自治体の相談員が進言したというものです。
こちらに関しては市が否定しており、結果として申請者も専門家同行のもと再度申請することで、生活保護を受給できた為これ以上の進展はありませんが、果たしてこんな事実は絶対に無いと断言できるでしょうか。 -
生活保護総合支援ほゴリラの2つのサポート
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ここまで、風俗嬢が生活保護を受給する条件や、注意点について解説しました。生活保護は風俗嬢も受給可能であることや、生活保護の申請では水際作戦が行われておいた過去があり、最も有効な対策方法は専門家が同行することであることなどがお分かりいただけたかと思います。
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著者
井口 優
株式会社フォーユー 代表取締役社長生活保護は発足から70年以上も経過している制度であるにもかかわらず、未だ国民の理解が低く、「生活保護をよく知らない」ことが原因で、受給できるのに受給していない方が多くいらっしゃいます。ほゴリラのサービスを通じて1人でも多くの生活困窮者に手を差し伸べることで、日本全体の貧困問題を解決する一助となれるよう日々精進していきたいと考えています。
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